鉄ちゃん爺やの 独り言

鉄ちゃん爺やは大阪に住んでますので
画像で隠れた関西の名所も紹介します。

山城の国・一之宮  上賀茂神社に詣でる

2017-05-13 20:06:30 | 神社
京都し北区にある上賀茂神社を紹介しまひょ。

11月に掲載しました下鴨神社と二つ並んで
山城の国(現在の京都府)一之宮と呼ばれてまっせ。

鉄ちゃん爺や京阪電鉄の出町柳駅の終点で下車でおます。

(7200系 京阪電鉄の急行)(出町柳駅にて)


(賀茂川と高野川の合流地点)(賀茂大橋で撮影)


右側が高野川で遡れば八瀬から大原方面になりまんねん。

左側が本流の賀茂川で今回はこちらに沿って遡上しまっせ。

中央に見える森は11月に紹介しました下鴨神社のある
糺の森(ただすのもり)になるようでんな。

合流してここから下流は鴨川と名前が変わりますんや。

(バスから賀茂川の流れを撮影)


左に見える出町大橋を渡ってバスは右折しますんや
上賀茂神社へ向かって北西の方へ走ってるようでんな。

京都駅前からやってきたバスでっけど巧く座れましたわ。

(京都市バス 堀川通を走行中)


京都市内をイメージよりも北西に走ってきた感じでんな。

堀川通りが北部で賀茂川に沿ってるとは知りまへんでした。

(賀茂川に沿って北上中)


路線バスなので上賀茂地区をぐるぐる回りながら約30分
やっと終点の上賀茂神社前に到着しましたで。

京都駅前から乗っても、途中からでも230円均一でした。

JR京都駅前からだったら1時間はかかりまっしゃろか?

(上賀茂神社 一の鳥居)




(世界文化遺産の石碑)


それじゃ本殿に向かいまひょ、参道には白砂が撒かれてまっせ。

下鴨神社は糺の森(ただすのもり)の中なので薄暗い感じ
こちら上賀茂神社の参道は明るくて開放的なイメージでした。

(上賀茂神社の参道 & 二の鳥居)


参道だけは白砂が撒かれてまっけど両側は芝生になってまぁ。

右手には見事な枝垂れ桜が植わってまして、市内では散った
桜の花がここ上賀茂神社では、まだ見頃のまま残ってますわ。

京都市内でも北の外れで、標高も100mを超えてるはず
気温も京都駅前より2~3度ぐらい低いんでしょうな。

(上賀茂神社 参道の枝垂れ桜)


(上賀茂神社の回廊にて 自撮り)




(上賀茂神社の由緒とご祭神 説明書き)


正式には賀茂別雷神(かもわけいかづちのかみ)と
称され、神代の時代1400年前に北北西にある
神山(こうやま)に、ご降臨されたそうですわ。

平安京を造営する際に北東の鬼門に当たる事から
皇室の崇敬が篤く、毎年5月15日に行われる
例祭は「葵祭」として京都三大祭りで知られてまぁ。

現在も勅使が派遣される勅祭社で伊勢神宮の
例祭に次ぐ、格式の高い神社だそうですわ。

平安時代には未婚の皇女が御杖代として「斎王」の
名前で天皇の代わりに、神にお使えしたんだとか。

だから伊勢神宮と並んで上賀茂神社と下鴨神社は
皇室には非常に大事な神様だという訳でおます。

有名な楼門があるんですが式年遷宮で工事中でした。

これは鉄ちゃん爺や、予備知識の欠如でしたな。

(上賀茂神社の楼門 パネルを撮影)




この楼門をデジカメで写したかったが残念でおます。

第42回式年遷宮の工事中だとは知りまへんでした。

それでは拝殿から、お詣りをさせて頂きまひょ。

(上賀茂神社の 拝殿)




神紋は「二葉葵」で徳川家はこの葵を頂戴してアレンジ
「三つ葉葵」の家紋を考え出したとの説がおますんや。

失礼ながら拝殿から本殿を写させて貰いましたで。

本当は写真撮影などは、禁止だと思いますんやけど。

本殿の内部には特別な神職しか入れないんだって。

(上賀茂神社の 本殿) (国宝に指定)


(上賀茂神社の ご朱印)


(下鴨神社の ご朱印)(昨年11月)


これで山城の国・一之宮は二つ共に参拝完了でんな。

それでは上賀茂神社の境内を散策さてもらいまひょ。

(上賀茂神社 細殿=ほそどの)(国の重要文化財)






結婚式がこの中で行われてましたので、常設の神殿として
重要な場所なんだろうな、と想像した次第。

ネットで見れば普段は吹き抜けに成っているらしいが
結婚式なので神殿が囲われているんだと思いますんや。

細殿(ほそどの)の前には有名な「立砂=たてすな」が

詳しいことは、立て札をお読みくださいね。

(上賀茂神社の 立砂=たてすな)




(立砂=たてすな 説明書き)


細殿(ほそどの)の横には小川を、またいで神殿がおます。

この小川は神山(こうやま)から湧き出て、上賀茂神社の
境内を通り抜けて、明神川に流れ込んでいるとのこと。

(上賀茂神社 舞殿  橋殿とも呼ばれる)(国の重要文化財)




(中央が舞殿 左側が細殿 右側に土舎)




画像の中央が舞殿で、左側の細殿とは方向が逆になってまぁ。

右側には高床式でもう一つの土舎と呼ぶ神殿が並んでまっせ。

(上賀茂神社の 土舎)


(上賀茂神社 境内の絵図)


一番奥が上賀茂神社の本殿で、中央辺りに細殿(ほそどの)
舞殿や土舎などが並んでいるのが、お分かり頂けるかしら?

ネットでは三つとも奥の方へ吹き抜けで見通せる構造になり
上賀茂神社の特徴を示しているような感じもしますんや。

それでは、ご神体の神山(こうやま)から湧き出て
上賀茂神社の境内を流れる御手洗川(みたらいがわ)へ
戻ることにしまひょ。

(御手洗川=みたらいがわ)




御手洗川(みたらいがわ)を拝殿から橋で渡りますんや。

この小川も、神聖なる神事によく利用されるんだって。

(岩上=がんじょう  説明板)




「葵祭」に際し宮司が岩上(がんじょう)に蹲踞(そんきょ)

勅使と対面し、賀茂別雷神(かみわけいかづちのかみ)に
天皇のお言葉を言上した後、神のお告げを返し祝詞(のりと)
する上賀茂神社に於いて、最も神聖なる場所なんだって。

最近の言葉では、パワースポットと言いますんでっしゃろか。

(御手洗川の流れ)






(曲水の宴が 行われる場所)


「葵祭」の女性代表である「斎王代」は下鴨神社の小川と
ここ上賀茂神社の御手洗川(みたらいがわ)で隔年ごとに
禊(みそぎ)の神事が行われるのがテレビで紹介されまっせ。

今年は下鴨神社の御手洗川(みたらいがわ)で厳粛に
5月2日に実施されたと、テレビで放映してましたな。

(上賀茂神社の境内 願い石)






(上賀茂神社境内にある 睦の木)






結婚式を終えた新郎新婦が神職に連れられてこの場所に。

夫婦円満の堅い誓いを告げるんでしょうかな?

(上賀茂神社 神馬舎)


土日だけ白馬に会えるんだけど、神様の馬なので
馬には語りかけないようにとの貼り紙が。

(京都では 和服の女性がお似合い)




(二の鳥居前で 自撮り)




(上賀茂神社の 馬場)


ここはゴール地点になりますんや、約200mおますな。

一の鳥居の横がスタート地点で、二の鳥居の横がゴール。

(賀茂競馬会神事=かもくらべうまえしんじ)






毎年5月5日「葵祭」の直前に、20頭の神馬が左右に別れて
競う神事で、平安時代から続く伝統の行事なんでっせ。

この日は、足汰(あしそろえ)と呼ぶ調教が行わてれましたで。

(馬だしの桜)


ここから二頭の馬がゴールに向けて走り出す場所なんだって。

騎手は左右に分かれて、10組が勝ち負けを争う神事のようでんな。

(むち打ちの桜)


ここで両馬に、むちが入りクライマックスになるんだとか。

左が勝てば太鼓が打たれ、右が勝てば鉦が鳴らされるんだって。

(勝負の楓=かえで ゴール地点です) 


平安時代から続く神事で、6曲屏風にも描かれ当時の
貴族や庶民が、埒外(らちがい)で大勢が見物したとか。

現在の競馬でも埒(らち)という言葉が使われてまっせ。

(足汰=あしぞろえ 調教中の神馬)










長くなりましたので今日はこれぐらいで置きますかな。

(蛇足ながら)

現在の京都御所は、上賀茂神社の南に当たりますが
平安時代の京都御所は二条城の北辺りに存在しました。

だから平安京の北東の鬼門に上賀茂神社がおますんや。

月曜日の5月15日は「葵祭」の本番になりますな。

夏の祇園祭・秋の時代祭と並び、京都の三大祭でっせ。

京都市の観光協会のURLを貼り付けて置きますので
優美な平安絵巻を、是非とも一度ご覧ください。


(京都市観光協会 葵祭URL)
https://www.kyokanko.or.jp/aoi/

それじゃ、これで、さいなら~🎵


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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おはようございます (hide-san)
2017-05-14 06:01:26
東京は昨日は20℃くらいでしたが、今日は厚くなりそうです。

上賀茂神社はかなり広いようですね。
見て歩くには一日掛かりでしょうか。

ありがとうございました。
返信する
こんにちは (TAKAOSAN)
2017-05-14 12:26:58
上賀茂神社、下賀茂神社
有名ですが、遠足等で行ったきり、全然ご無沙汰ですね。京都・奈良でみるところが多すぎて、回りきられないですね。
返信する
コメント有難うございました~♪ (hide-san 様へ)
2017-05-14 12:59:53
上賀茂神社は広いと言っても東京の明治神宮よりも
狭いように感じましたけど。

勿論、ご神体の神山や末社などを加えれば相当な
面積になるんだろうとは思いますが
本宮だけなら驚くほど広いとは感じませんでした。

本宮の全てを散策しても約2時間あれば十分だと思いますけど。
返信する
コメント有難うございました~♪ (TAKAOSAN 様へ)
2017-05-14 13:06:20
奈良の石上神社とか京都の松尾大社など
大阪に長く住む私でも訪れた事のない
寺社仏閣は相当数あるでしょうね。

遠足では比叡山の延暦寺と清水寺へ行ったぐらいで
私の場合は京都方面の遠足は少なかったですけど。

返信する
お今晩はです。 (小倉のヒデ)
2017-05-14 18:07:45
今晩はです。 京都の上賀茂神社 境内敷地広いですね
桜も見事ですね。綺麗な神社です。
小倉は金曜日は土砂降りの雨でしたが昨日はお天気で
気温も上昇暑いです。今日もお天気来週一週間は
お天気良いです。窓あけてますからエアコンは入りません
風が入って涼しいです。
後一ヶ月で大阪へお邪魔します宜しくお願いします
返信する
こんばんは (ytakei4)
2017-05-14 19:24:10
4月に上賀茂神社、参拝したのですが
こんな詳しい説明はありませんでした。
コメントありがとうございます。わたしも
悪性じゃないように祈っています。
返信する
今晩は (oyajisann)
2017-05-17 18:46:17
葵祭の神社と言う事は以前より知ってましたが
とても格式高い神社だったのですね。
神の馬は話しかけていけないのですか?
考えてみればおそれ多い事ですね。
丁寧な探訪(拝観)記ありがとうございました。
蛇足ながら
京阪電車立派な車両になりましたね。
返信する
懐かしく拝見しました (くちかずこ)
2017-05-18 20:47:36
くちこ夫婦は、出町柳から行きはタクシーで、帰りは路線バスで京都駅まで戻りましたよ。
上賀茂神社、また行きたい所です。
とても、パワーを感じました。下賀茂神社よりも。
娘も次男も大学が出町柳近くだったので、この辺はよく歩いたみたいです。
返信する
コメント有難うございました~♪ (小倉のヒデさんへ)
2017-05-20 12:25:40
大阪は今年初の真夏日になるとの予報です。

ヒデさんが大阪へ来られるのも1か月を切りましたね。

梅雨の長雨が無ければ良いんだがと願っています。
返信する
コメント有難うございました~♪ (ytakei4 さまへ)
2017-05-20 12:28:17
4月に上賀茂神社へ行かれたんですね。

私も4月22日に参拝でしたけど。

京都のお祭りを観たいんですが
やはり人出が多いので二の足を踏んでます。
返信する

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