お恥ずかしながら、俺は物凄い数の事故をしている。
今でこそ、自宅で仕事をしているが、
通学、通勤をしていた頃は、雨だろうが、冬だろうが
毎日バイクに乗っていたので、当然事故る可能性は高くなるのだけど…
それにしてもね・・・(;´▽`A``
まあ、ほとんどの事故は、相手が悪いケースばかりだったんたけどね。
それでも、結婚してからは、責任感が出てきたのか、
事故はパタッとしなくなった。
ある意味、ウチのカミさんは、運の女神かもしれない。
違う言い方をすれば、
それまでが、あまりにも無謀運転をしていたとも言えるが…(;^_^A
いくら相手が悪いからといっても、事故を避ける手立てはあるということだね。
なんだかんだ言っても、自分も相当悪いってことだ…orz
過去は過去として、そんな俺の事故話を紹介することで
このブログを読んでくれた人の、何かの足しになれば幸いです。
晴れ渡った爽やかな秋の朝、金曜の8時30分頃。
相変わらず都内は大渋滞。
片側4車線の幹線道路の一番左を走行中のこと。
この数十メートルほど先は、左折専用車線と変わっていく。
時々あるのだが、どんなに渋滞していても、
数キロにわたって車のいない、人気の無い車線が存在する。
皆、目的地は似たような方向なんで、当然と言えば当然。
俺の走っていた車線も、そんな人気の無い車線。
通勤、通学時間なので、二輪もたくさんいる。
俺の前にも一台バイクが…
後続のバイクを引きちぎって、この二台が縦に並んでしばらく走行。
引きちぎってという段階で、遥かに法定速度を越えているという噂が…(;^_^A
しばらく走っていると前のバイクが、スーっと右に寄った。
おかげで俺は物凄く嫌なポジショニングになっちまった…
俺が、全ての車の視界から消えるんだよ。
これは、下図を見てもらうと分かると思うのだが、
車のサイドミラー越しには、まるで一台のバイクにしか見えないんだね。
『ヤだなぁ~、危ねぇなぁ…
でも、イエローラインだから、
さすがに無理やり車線変更するヤツなんて居な…』
その瞬間だった。
!!!!!!!!!!!!!!!!!!
前のバイクが、一台のトレーラーの横を通過した瞬間
そのトレーラーが突然、ウィンカーも出さずに車線変更をしてきた。
俺は、もうトレーラーのテールランプぐらいの位置まで来ている。
トレーラってのはやっかいで、車線変更時には、道幅いっぱい使う。
完全に俺の前のドアが閉まって行く。
人間こういう時は、物凄い速さで脳が動く。
時間にしてコンマ何秒なんだが、様々なことを考える。
『まっ、間に合わねっ!』
『この角度だったら、肩がヤバイかっ』
『いや、右足の方がヤバイ!!!』
『ダメだっ、どうにもなんねぇ!!』
『畜生っ!右足一本くれてやる!!』
『ん?でも、今俺、走馬灯のように昔のことが頭を流れていない…』
『って事は、この事故じゃ死なないってことか…』
等々・・・
ドガラガシャン!!!!!!!!!
衝撃と共に、脳内の加速装置が切れて、再び時間が動いていく…。
俺は真横からトレーラーに体当たりされて、ガードレールに飛ばされた。
バイクは行き場所を失って、ガードレールとトレーラーに挟まれ
ペシャンコになっている。
とりあえずガードレールにもたれかけ、体の各部をチェックする。
『ヤッベー…、右足動かねぇ…、骨逝ったか…』
『右肩は痛てぇけど動くな…』
『う~、それにしても、顔が麻痺して、ジンジンする…』
と、歩道に居たOL達の声が耳に入ってくる。
「見た、見た、見たぁ~?! 劇的シュンカ~ン♪」
『て、テメーっ、殺すぞぉっ!!!』(`Д´*)
『うっ、痛てててて…、何か変だ…』
上あごに違和感を感じ、舌で触ってみる…
げっ!!!!!!!!!!!!!Σ(゜Д゜ノ)ノ
上の前歯が二本とも折れて、上あごにピッタリくっついている。
あまりの事にビックリして、舌で元の位置に押し戻しちまった。
そしたら、神経だけは切れてなく、その神経だけで二本の歯が
プラ~ンとぶら下がった。
不思議と顔面を強打して、感覚が麻痺しているため、
そこまで凄い痛みは感じなかった。
救急車で搬送され、救急病院へ。
結果は、鼻3針、右足3針、右足骨折、右肩打撲、その他軽い打撲とスリ傷。
しかし、問題が…
この救急病院には歯科が無い…
治療だ、車椅子の手配だなんだで、昼をとっくに過ぎている。
当然前歯は差し歯にするしか無いので、有名な歯科へ行こうと思ったが
もう、診療時間が過ぎていた。
結局諦め、月曜までの3日間、このままで過ごすことに…
一応、痛み止めは貰ったけどね…
でもね…
てもね…
痛てぇ~んだよぉぉぉぉ!!歯がぁぁぁぁぁ!!!!(TДT)
体中のアドレナリンが正常値に戻り、顔の麻痺が取れてきたのさ。
痛み止めなんて、効きゃぁしねぇんだよ!
瞬きしても激痛が走る!!
月曜までの3日間、何も食えず、一睡もできなかった。
いっそのこと、誰か俺を気絶させてくれと、本気で願った(笑)
月曜になり歯医者へ行くと、先生が俺の歯を見るなり
「痛てててててて…、これは痛いなぁ…、物凄く痛いでしょう?」
と、取り乱していた。
『むっちゃ痛てぇ~よ!!!!』
↑ 3日間で衰弱しているのと、あまりの痛さに喋れない(笑)
「何でもっと早く来なかったのぉ~」
『って、テメーが休みだったんだよ!!!!』
なんて、やり取りの結果、
今は、物凄く高級なセラミックの前歯の持ち主となったのさ。
えばれねぇ~(爆)
でも、フルフェイスだったから良かったものの、ジェットだったら
今頃アゴが無いんだろうなぁ・・・
恐い、恐い…。
教訓
1. 車からの死角は、常に意識して走りましょう。
2. 数台のバイクと一緒に走る時は、ポジショニングを考えましょう。
3. 違反車が、常にいると思って走りましょう。
4. 安全のため、出来ればフルフェイスを被りましょう。
5. 法定速度は守りましょう。(;´▽`A``
しかし、人気の無い車線って怖いっすね。
しかも、痛い・・・泣きそう。
己もそうですけど、道交法って何?ですわ。
けど、今バイクに乗っていられる身体で良かったっす。
最近思う事・・・バイクの性能は己の性能に非ず。
10年以上ZZRに乗ってても時々勘違いしそうになる・・・うーん魔力?魅力?
気を付けよっ。
怖いっす;
なんかリアルで痛い;;
ぃやー
自分も将来気ぃつけんとですね;;
一人の人間が、跨るだけで膨大な力を手にすることができる。
これは正に魔力であり、それがバイクの魅力でもありますね~。
とかく二輪や四輪を好むのが、男に多いというのも、
強いものへの願望が強い人が多いからでしょう。
特にZZR1400は、この魔力が大きいですからね~、
自分自身が強くなったと勘違いしないようにしないとですね。
将来、四輪の免許も取得しておくと、いいかもしれません。
ライダーの考え方とドライバーの考え方、両方を知ることによって
飛躍的に安全度が増しますよ~♪
結局、とどのつまり、事故って
双方の気持ちが通じなかった時に生まれるものですから…。
その瞬間は、あっ!ってぐらいの時間ですけどね。
jusも「コマ送りの瞬間・・・それから残像」何度も遭遇&経験しちゃってます(汗)
この春の事故の時も「コマ送りやったで・・・」って報告したら
「・・・そうやね」って師匠も当然同意をしてくれ・・・(笑)
知らない人に言うと「余裕やん!」って言われるけど、ちょっと違うです・・・
1度だけ強烈に吹っ飛んで、前後の記憶が無くなった事があって、
気が付いたら・・・ちくちくと、お裁縫跡が残ってました・・・(爆)
ほんとに気をつけないとね・・・大好きな人に泣かれるのは辛いですから。
バイクの持つ魔力ポイントがUPすればするほど、当然メットやプロテクター選びだって・・・ね!
この、止まったかの様な時間は、
事故ったことのある、大抵の人は経験しているみたいですね。
ただ、その時間の過ごし方には、人それぞれあるようです。
俺の場合は、かなり冷静というか、開き直りというか
色んな事を考えるタイプですね~。
中には、ただひたすら真っ白になる人や、
どうにもこうにもパニクる人もいるみたいです。
まあ、いずれにせよ、自身の命が危ぶまれるときに
この現象が起こることが多いですね。
四輪とかの事故で、別段、命が掛からないような時は
まったくもって、時間がスローモーションになったりは
しないですからね~。
普段短く感じている同じ0.5秒でも、
とても長く感じる時もある…
脳の面白い部分でもありますね♪
黒影さんちは大丈夫ですか!?
うちの実家は高知だもんで・・・数々経験済・・・
関西上陸の台風に遭遇しても、大型って言われても
全然・・・へっ!?大型??って感じですけど(汗)
充分に注意してくださいね!!
30分ほど前から、めっさ風吹いてん…
何が心配って、黒馬が…
一応、昼間の内に、一速に入れて、建物とインテRで
サンドイッチしておいたけど…
銀座辺りじゃ並木も倒れてるし…
バイクさえ持ってなきゃ、こんな心配皆無なんだけどなぁ…
ああっ、ガレージが欲しい…(;´▽`A``