MODEL 2014
ZX1400EEF | ZX1400FEF (ABS) |
ZX1400EEFA(SE) | ZX1400FEFA(ABS SE) |
ZX1400FEFB(ABS OE) |
※当ページは加筆修正がある度更新される特殊なページです。
2014年モデルは、スペック上の変更は無く
基本的にカラーチェンジのみのMC(マイナーモデルチェンジ)となった。
■ABS OHLINS Edition ──────────────────────────
ただ、13年モデルとはスペック上の数値こそ変化はないが、
人気のオーリンズ製リアショックが始めから装備された
「オーリンズエディション(以降OE)」が、ラインナップされた事は大きい。
搭載されたリアショックは、オーリンズが今年発売したばかりの
TTXシリーズKA128(ZZR1400/ZX-14R '06~'13)と
基本的には同一の物となるのだが
標準搭載ということで、カワサキとオーリンズとが共同開発を行っており、
デフォルトセッティングなどが多少異なる。
概観上もKA128とそっくりなのだが、
唯一、圧側と伸側それぞれの減衰力調整のツマミのデザインが異なっている。
(個人的にはOEのデザインの方が好み)
【リアショックの特徴】
非常にシンプルな独自のツインチューブ構造により、小型で軽量なボディを実現。
さらに優れた内部圧力バランスにも貢献し、安定した減衰力としなやかさを発揮する。
これにより、乗り心地が向上したほか、リアの安定性が向上したことにより接地感が増し、旋回性も高まった。
また、片側を調整した際でも他方への影響が出ない、伸び側・圧側独立式の減衰調整機構を装備。
セッティングにかかる時間の短縮に貢献する。
プリロードアジャスターにはリモートタイプを採用し、タンデム時や荷物積載時でも容易に設定の変更が可能。
【KA128のスペック】
ショック全長 | 330mm |
ストローク量 | 63mm |
スプリングレート | 115N/mm |
スプリング全長 | 170mm |
基準プリロード量 | 12mm |
圧側減衰力調整有効段数 | 25段階 |
伸側減衰力調整有効段数 | 25段階 |
その他「TTXシリーズ KA128」についての詳しい情報は下記サイトを参照の事↓
●オーリンズのウェブサイト
・TTXリアショックアブソーバー for KAWASAKI ZZR1400/ZX-14R KA128 T39PR1C1S
http://ohlins.czj.jp/moto/Item/KA128.html
【フロントフォーク】
フロントフォークに関しては、アウターチューブとトップがゴールドに変更されているのみで
サス自体はこれまでと同様であるが、形状は少し異なる。
【その他オーリンズカラー】
ホイール、インナーローター、前後ブレーキキャリパー
メーターパネル下部のフライングKのロゴ
【OE専用シート】
シートもOE専用シートが装備されており
座面が'06~'11のZZR1400のようにディンプル加工がなされ
高級感と共にシャープな印象を与えるデザインとなっている。
下の画像は、シートのマテリアルが確認しやすいよう、クリックで一部が拡大されます。↓
2014 ZX-14R ABS OHLINS Edition 専用シート
2012 ZX-14R ABS シート
【インドネシア仕様 ABS OE】
OEにはインドネシア仕様にも設定がある。
が、インドネシア仕様は、日本ではあまり流通していないようなので
もし実物に遭遇したら、「インドネシアですよね」と驚いて上げましょう(笑)
かなりのレアモデルになるかもしれません。
【OEの価格】
オーリンズのKA128の希望小売価格は180,600円となる。
そのサスと同等製品と専用シート、そして取り付けセッティング料、などを考えると
ノーマルとの差額が10万円というのは、かなりお得感のあるバージョンではないだろうか。
ただし、とても生産台数が少ないため、予約も早い者勝ち状態になるのは
容易に想像できるかもしれない。
白が好きで、オーリンズのKA128を入れようと思っていた方は
急いでショップにコンタクトをとる事をお薦めします。
■中国で二輪車の輸入・販売を開始 ──────────────────────────
【中国仕様 ABS】
世界最大の二輪車市場である中国。
近年の経済発展に伴い、顧客の趣味・嗜好が多様化しつつあり、
「二輪車をレジャーとして楽しむ顧客層」の増加が見込まれている。
そこで、フラッグシップモデル『NinjaZX-14R』をはじめ、『Ninja650』や『ER-6n』、
世界戦略車『Ninja250』や『Z250』など、
中・大型モデルを中心に順次二輪車の販売を開始することとなった。
■2014年モデルの価格と型式とSEについて ──────────────────────────
基本的に14年モデルではSE(スペシャルエディション)の表記は無くなっている。
これは日本に流通するであろう車種のほとんどがSEになるため
OEとの明確な差別化を図ったためである。
表面上は無いように見えるが、実際にはSEは存在するのだ。
判別方法は、型式の語尾に「A」が付くか否かで判明する。
因みにOEは、語尾が「B」だ。
この事は価格にも影響する事なので注意が必要だ。
日本で一番流通するであろう東南アジア一般仕様の場合
正規取り扱いであるブライトでは、
OE以外は全てノーマル(SEじゃない)として扱われているが
実は全てSEである。
この事実を知らずに13年モデルと14年モデルとで
参考価格の本体価格(税抜き)ベースで見みてみると
ノーマル同士で比較した場合、約3万円の価格上昇という事になってしまう。
この差額3万円というのは、ちょうど13年モデルの2%と同額だったため
「スペックや諸要項が変化無いのに不自然だ」
「この価格上昇は消費税7%に照準を合わせた意図的な値上げだ」
というような噂が流れたが、これは全くのデマである。
そもそも消費税は7%ではなく、8%のはずだ。
比較すべきは13年モデルのSEと、14年モデルのノーマルなのである。
この方法で13年モデルと14年モデル比較すると
実際には差額は5千円~8千円となる。
円安や物価上昇を加味すると納得できる差額であろう。
今後、雑誌やショップにおいて、値上がりしたというアナウンスがあるかもしれないが
実際には、あまり値上がりしていないので、安心して欲しい。
13年モデル ブライト参考価格(HP発表)
ノーマル | 1,566,000(税込) | 1,491,425(本体価格) |
ノーマルSE | 1,588,000(税込) | 1,512,380(本体価格) |
ABS | 1,632,000(税込) | 1,554,285(本体価格) |
ABS SE | 1,654,000(税込) | 1,575,235(本体価格) |
14年モデル ブライト参考価格(HP発表)
ノーマル | 1,596,000(税込) | 1,520,000(本体価格) |
ABS | 1,659,000(税込) | 1,580,000(本体価格) |
ABS OE | 1,764,000(税込) | 1,680,000(本体価格) |
■消滅した車種と今後 ──────────────────────────
形式(モデルコード)は毎年あるパターンで更新されていく。
わかりやすいよう、14年モデルのモデルコードパターンを図にした。
この図を見ると、何故SEの表記が無くなったのかが少し見えてくる。
14年モデルは、合計22車種あるのだが、SE、OE以外の車種というと
欧州、インドネシア、中国仕様にラインナップされている計6車種しかない。
カラーで言うと、黒と緑の2種しかないのだ。(図のピンクのモデル)
そして更に見えてくるのが、SE、OEでもなく、ABSでもないという
最もベーシックな車種が消滅しているという事実だ。(図のグレーのモデル)
あれだけABSを嫌っていた北米仕様でさえ、
14年モデルのABS未装着車は、たった1車種(SE)になっている。
既に欧州では、二輪のABS化が完全にスタンダードとなっているが、
世界的にもそうなる流れが来ている事を意味するものなのだろう。
カワサキのABSは、年々高性能小型化が進んでいる。
近い将来、ABS未装着車は無くなるのかもしれない。
※14年モデルの紹介において、各国のカワサキサイトではSEの表記が無くなりましたが
下記の表では、ノーマル車両とSE車両とを区別するためにSEを表記してあります。
写真はクリックすると拡大されます↓
ASIA 東南アジア一般仕様 【 Ninja ZX-14R 】
ZX1400EEFA(SE)
Golden Blazed Green
/Metallic Spark BlackZX1400EEFA(SE)
Candy Burnt Orange
/Metallic Spark Black
ZX1400FEFA(ABS SE)
Golden Blazed Green
/Metallic Spark BlackZX1400FEFA(ABS SE)
Candy Burnt Orange
/Metallic Spark BlackZX1400FEFB(ABS OE)
Pearl Stardust White
EUR 欧州一般仕様 【 ZZR1400 】
ZX1400FEF(ABS)
Golden Blazed GreenZX1400FEF(ABS)
Metallic Spark Black
/Flat EbonyFRA フランス仕様 【 ZZR1400 】
ZX1400FEF(ABS)
Golden Blazed GreenZX1400FEF(ABS)
Metallic Spark Black
/Flat Ebony
USA 北米仕様 【 Ninja ZX-14R 】
ZX1400EEFA(SE)
Flat Ebony/EbonyZX1400FEFA(ABS SE)
Flat Ebony/EbonyZX1400FEFA(ABS SE)
Golden Blazed Green
/Metallic Spark BlackZX1400FEFA(ABS SE)
Candy Burnt Orange
/Metallic Spark Black
CAN カナダ仕様 【 Ninja ZX-14R 】
ZX1400FEFA(ABS SE)
Flat Ebony/EbonyZX1400FEFA(ABS SE)
Golden Blazed Green
/Metallic Spark BlackZX1400FEFA(ABS SE)
Candy Burnt Orange
/Metallic Spark Black
AUS オーストラリア仕様 【 Ninja ZX-14R 】
ZX1400FEFA(ABS SE)
Flat Ebony/EbonyZX1400FEFA(ABS SE)
Golden Blazed Green
/Metallic Spark BlackZX1400FEFB(ABS OE)
Pearl Stardust White
IDN インドネシア仕様 【 Ninja ZX-14R 】
ZX1400FEF(ABS)
Golden Blazed Green
/Metallic Spark BlackZX1400FEFB(ABS OE)
Golden Blazed Green
/Metallic Spark BlackCHN 中国仕様 【 Ninja ZX-14R 】
ZX1400FEF(ABS)
Metallic Spark Black
/Flat Ebony
※カナダ仕様のカラーについて
2014/9/15現在、Canadian Kawasaki Motors Inc.においてのZX-14R 2014Model 3車種の内、黒い車種の画像が
欧州仕様の「メタリックスパークブラック/フラットエボニー」になっております。
これは明らかに間違いと思われるため、当ブログでは北米仕様と同じ「フラットエボニー/エボニー」の画像に挿し替えてあります。
下記の理由から判断しましたが、確証は得られていません。
・これまでカナダ仕様の車種は北米仕様と同じ車種から選ばれていた
・欧州仕様と同じ画像なので名称が「ZZR1400」になっている
・カナダカワサキのサイトの画像は欧州仕様だが、カラーは北米仕様と同じ「Flat Ebony / Ebony」となっている
※欧州仕様及び中国仕様のモデルコードについて
欧州仕様及び中国仕様の「メタリックスパークブラック/フラットエボニー」は、発表された情報全てにおいて
どれも共通して欧州仕様のモデルコードには「ZX1400FEF」、中国仕様には「ZX1400FEFA」となっております。
明らかに同じカラーリング(ZZR1400とNinja ZX-14Rのステッカーの違いはある)にもかかわらず、片方だけSE扱いは不自然と判断しました。
これまでのカラーでは、塗り分けの無いツートンカラーはSEの扱いではなかった事から
当ブログではつじつまを合わせるため、両車種とも「ZX1400FEF」として表記しておりますが、確証は得られていません。
以上の二点についての詳しい情報をお持ちの方はその情報を頂けると幸いです。
その他、誤りなど何か気づいた事がありましたら、御協力宜しくお願いします。
Note ───────────────────────────
例年同様、各メディアによって発表された14年モデルなのだが
どうもそのソースによって、情報のつじつまが合わない事が浮かんできた。
それは車名と型式である。
具体的に言うと、SEと銘打っていない車種にもかかわらず
その型式を見ると、SEである事を意味する型式になっているのだ。
そもそも疑問に思ったきっかけは
日本向けに発表された14年モデルの情報の中で
一部のソースを除いて、ほとんどの情報から
「SE」または「スペシャルエディション」の表記が無くなっている事に始まる。
今年はSEが無いのか?と思っていたら、型式を見てビックリ。
ほとんどの車種の型式の語尾に、みんなSEの証である「A」が付いているではないか!
『どゆことっ?』と思い、色々調べたのだが
調べれば調べるほど、何が正しくて、何が誤りなのかがわからなくなる一方だった。
正規取り扱いのブライトの発表でさえSEは無いし・・・
このままでは埒が明かんと、結局はブライトに直接電話し
購入検討中の者という立場で質問してみた。
(実際に絶えず検討はしているのだから、嘘はついていない)
だって何も変化が無い筈なのに、本当に3万円上がったのかどうかは
購入者にとって気になるでしょ。
それにもしかしたらアナウンスしていないだけで
それ相当の変更点があるかもしれないし。。。
電話をすると、さすがに細かい話なので一部の者にしかわからないらしく
詳しい方に代わって頂き、質問に答えていただきました。
細かい事にもかかわらず、丁寧に対応していただいたブライトの方には
この場を借りて、改めてお礼申し上げます。
ありがとうございました。
(って、見てるわけないか・・・笑)
現在2012モデルの14R所有しています。
購入の際は非常にクオリティの高いコチラのサイトが大変参考になりました。
購入候補が最初は程度の良い中古のZZR1400だったからです。運良く行きつけのショップのデモ車の14Rが中古に出た為購入となりました。
今日そのショップに行った所、2014のオーリンズエディション完売と聞きました。どのレベルでの完売かまでは聞きませんでしたが、店長も驚いてました。
私的には2014カラーって各パーツの色違いを組み合わせたものが多く手間やコスト増を抑えたい時代の流れか思いきや・・・
何故かインドネシア仕様だけアッパーカウルが2色塗りなんですよね。
ドッカーンとモデル2014 !!!
ありがとうございます。
しかし、改めてそのキメの細かな内容に脱帽です!!!
皆さんが絶賛のオーリンズ。実は乗った事がありません…きっと素晴らしいのでしょう。14Rの乗り味 ホント気になります!!!
リアサスの調整が楽になるのは実に羨ましい。。。
家の14は前後とも緩めてありますが、後ろ簡単に調整とはいかないのが悩みの種です。。。
18万…どっかも出てこない…14純正?ならチト安いのか?
退院後もまったり行きましょう!!!
お大事に。
ご購入おめでとうございます。
このブログが何かのお役に立てたようで、何よりです(*´ー`*)
そうですか、やはりもう売り切れというフレーズが出始めているんですね。
オーリンズを後から入れること考えたら
最悪、浮いたお金で色は好みの色にオールペンしちゃえばいいし。。。
得だもんなぁ。
トモズカさんもインドネシア仕様の2色塗りを気が付きました?
本当であれば、14年モデルの中でこのモデルこそが
SEカラーと呼べるタイプなんですよねぇ。
これまで、パーツの組み合わせによるツートンカラーは皆
ノーマルカラー扱いでした。
そして塗装による塗り分け、もしくは特殊なステッカーを使っているモデルが
SEだったんですよねぇ。
そういう意味では、何故14年モデルは
ほとんどのカラーをSE扱いにしたのかが疑問です。
ねぇ、なかなか凄い起爆剤っスね♪
ま、とっくに装着して存分に楽しんでるキャノンさんにとっては
高みの見物だろうけど(笑)
喜んでいただけて何より♪
しかしオーリンズのTTXシリーズは、魅力ですよね。
俺も、どっからも出てこないけど・・・(爆)
退院はもうすぐできそうで~す♪
ご心配おかけしました。
新型TTXの装着はかなり大変らしいです(叫)