今年はお札の顔が一新されました。
お札が当たらしくなっても、庶民の懐はさみしいままですね。。。
生活が苦しくなると、
自分の生活を成り立たせる事に必死になって
他人への思いやりや正常な判断が出来にくくなりがちです。
世のため人のためとか
真善美の理想的行動は時空の彼方に追いやられてしまいます。
以下、良寛和尚逸話選より
-------------------------------------------------------------------
良寛上人は、
人のことを悪く言ったり、褒めたり、批評することがなかった。
しかし、時と場合によっては一言あった。
ある村の役人がたいそう立派な家を建てた。
その時良寛上人は「貧すれば鈍する」と言われた。
”貧すれば鈍する”とは、
一般には貧乏になれば性質や頭が愚鈍になるという意味だが、
ここでは大金を持って品性が貧弱になれば
愚かな行いをする、という意味になる。
-------------------------------------------------------------------
良寛さんの言葉は、いつもハッとさせられます。
金銭的な貧しさだけでなく、
心も貧しくならないように気を付けていきたいですね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます