ぼくはやなせたかしさんが大好きで、本を何冊か持っています。
古い本で1981年に発売された「幸福の詩集」の表紙は、
かわいい天使が描かれたメルヘン調のイラストが描かれています。
やなせさんが好きな「星の王子様」の作者サン・テグジュペリさんの
影響がとても出ています。
今の時代、絵を描いたり、詩を作ったり、音楽を演奏したりして、
つまり芸術によってお金を稼ぐのはとても難しいです。
生活に追われ、生活を優先するあまり、
仕事中心となり、絵や詩や歌などの芸術活動は
生活の隅に追いやられてしまいます。
芸術に触れ、芸術を楽しむ事はこころを豊かにし、
人生をより楽しむことが出来ます。
プロとしての芸術家でない人はお金にもならないし、
特に人から必要もされない自らの芸術活動に迷いを感じ、
芸術活動は何のためになるのだろうかと、ふと思ったりします。
でも本当に必要な事は、自分のこころの底にある気持ちです。
自分がやりたければ、やったほうがいい。
人生は出来るだけ楽しんだ方がいい。
「だれのための幸福」という詩はお金にならない、
必要とされない芸術活動を行う人が共感する詩となっています。
単純な内容ですが、ぼくはとても共感しました。
「だれのための幸福」
絵をかきたい
詩をかきたい
だれのために
なんのために
だれのためでもない
なんのためでもない
私の心がのぞむから
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