以前、京都の大徳寺へ行った時の事、
廊下を歩いていると頭上の漢字二文字が目に入りました。
「自休」
自休(じきゅう)、と一言。
説明によると、次のような意味だったと思います。
誰に言われなくても
自分で立ち止まって休み
自分の足もとを見つめて
考えを改める時間を意識的に持とう
今は大変な時期、
生活に追われ、冬の風にあおられ、
朝が来ると眠たい顔のまま、会社へ向かいます。
一日なんてあっという間に過ぎて、
一年が何回通り過ぎていったのか……
自分で意識して、
自分自身を客観的に見つめなおして、
こころを整え直す事は現代社会人にとっては特に大切です。
戦国時代の偉人、千利休さんのゆかりの深い大徳寺で、
京都人の洗練された美学を学べた気がします。
「時代に流されないように」
というメッセージでしょうか。
枯山水のような静かな空間で、
季節とともに移ろってゆく時間を感じていたい。
ぼくはぼくのままで、あなたはあなたのままで…
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