世間はGW連休の一日、久しぶりに佐保姫と都内散歩です。「烏山川緑道」ってのは世田谷区を南北に通っている緑道のようですが、先日「東急世田谷線」に乗ったときに今度は来たいなと思った「豪徳寺」や「松蔭神社」も沿線にあるので楽しみです。
心配は天気ですが、ちょっと曇り空でそこまで暑くなくて最高です。「経堂」駅で待ち合わせ。農大通りを抜けて緑道に出られるようです。ここの藤棚もいい感じ。
とにかく花が多く、長い緑道ですが、それぞれの場所に色々な雰囲気があって楽しいです。
もちろん佐保姫は先日の私のブログに書いた「鴫立庵」(京都の「落柿舎」、近江の「無明庵」とともに俳諧三大道場)に反応して下さる上に、「三夕」についても語ってくれる元高校教師、文学少女のなれの果て(ご本人の恩師談らしい)です。
和歌にも秋の夕暮れを歌った「三夕(さんせき)の歌」という名歌があるらしく、それを諳んじるのだから凄い(^O^)/
「さびしさは その色としも なかりけり 真木立つ山の 秋の夕暮れ」(寂蓮)
「心なき 身にもあはれは 知られけり 鴫立つ沢の 秋の夕暮れ」(西行)
「見渡せば 花も紅葉も なかりけり 浦のとまやの 秋の夕暮れ」(藤原定家)
いずれも新古今和歌集の歌で、「秋の夕暮れ」を結びとしています。だから三夕(さんせき)ですと。へー(@_@;)多分ここに書いてもなにも覚えられそうにないけど(笑)
まずは「世田谷八幡宮」ですが、想像以上にでかっ!
いずれが菖蒲?カキツバタ?も時機到来(*^_^*)
バリアフリーでのんびりとお散歩の御家族がほのぼのです。もっとランナーとか子供とかいるのかと思ったけど、、5/2は平日でしたね(笑)
「豪徳寺」はどうやら江戸の「井伊家の墓所」のようでした。井伊家って私の地元の遠州「井伊谷(いいのや)」から出てるんだ(@_@;)参道も都会的な松の木が両側に整備されており、閑静です。木製の五重塔も素晴らしく、ちょうど牡丹が咲きだしており風情があります。墓所はかなり広く有名な「井伊直弼」がほんの末裔扱いなのが受ける(笑)
この紅葉の赤いタケコプターみたいなのは花でしょうか?初めてみたかも?
「松蔭神社」も聞きしに勝る広さに加え、わずか30歳かそこそこで亡くなっているのに吉田松陰という人の影響力の大きさに改めて驚きます。23歳の時に黒船が来て乗りこもうとして捕まりますが、「かくすれば かくなるものと知りながら やむにやまれぬ大和魂」とか詠んだらしい。ペリー提督もちょっとビックリ+お主やるな?とか思ったらしいです。
弟子が伊藤博文、高杉晋作、久坂玄瑞、山田顕義、だったけどなんか途中で絶交されてるし(-_-;)世田谷繋がりでビックリするけど井伊直弼さんに潰されたのに、燈籠の送り主のラインナップ見ても分るけど、ビッグネームだらけ。
ストレッチもできるような健康器具っぽい物が並んでいたりしたのも面白い。写真撮れなかったけどなぜか一軒「ゴミ屋敷」も発見(-_-;)
ちょうど花が咲く季節なので初めてみるような花も沢山。
この白とピンクの花がついている気はなんでしょうか?大変結構な緑道ですが「名札」もっとあると嬉しいですね(^O^)/
夏ミカンの大きな木からの白い花と匂いが素敵でした。
さて最後は三軒茶屋のキャロットタワーでランチと熊野参りの作戦会議。もちろん今日の天気では東京タワーとスカイツリーの2ショットは望めませんがレストランで窓側の席を用意してもらえたのでゆっくりできました。お料理も美味しく、和定食のご飯を半分にしてもらってイカの煮付け以外は完食しました。佐保姫のパスタセットも美味しそうでした。