ぶな太の四季折々

身近な四季の花をカメラで追って

森の中で赤く輝くアオキの実を探して

2010年01月28日 | 日記
いま山地や森の中を歩くと、青木(アオキ)の実が赤く色づき美しいです。
アオキは1年中青々としているからこの名がついたといわれます。

昨日行った座間の県立谷戸山公園のアオキの実は美しかったです。
この公園が自然度の高いことを物語っていると思いました。
アオキは身近に見られ普段はほとんど注目されない植物ですが、
面白いエピソードがあります。

江戸時代にあるイギリス人が赤い実の成ったアオキを観賞用に
本国に持ち帰りました。
ところがそのアオキは雌木だったので、
何年待っても果実がつきませんでした。
やがてアオキは雌雄異株(しゆういしゅ)であることがわかって、
80年後に雄木を運んだら果実が成るようになったという
有名な話があります。

あるブログでは”80年越しの純愛?アオキ”という題名をつけています。
また、新宿御苑のホームページ”御苑ニュース”では
”植物の中の男と女”という題名で、アオキを取上げて
雌雄異株のことをわかりやすく解説しています。

身近にあるアオキの実は部分的に赤くなるものはあっても、
実全体が赤くなるのは意外に少ないです。
たかがアオキですが、美しいアオキの実を探すのも
真冬の楽しみのひとつになっています。
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