しかもマイクコネクタは、オリジナルの4ピンから8ピンに変更されている。
と言う事で、8ピンのマイクの安そうなのを2個ほど落札し。京セラのパーソナル用?とシンワの業務機用?
無線機側は、PTTとMICとそれぞれのアースの4ピンのみ使用なので、コンデンサマイクは電圧重畳するか電源ピン追加加工が必要だが、今回入手のマイクの内、1個はダイナミックマイクで、ピンアサも同じようで、そのまま刺すだけで使えた。
で持って、色々ダミーで試しているなかで、どうやらVOXが動いていない事に気が付く。
いくらゲインやディレーを調整して、マイクに大声でしゃべっても全く送信に成らない。やれやれ、原因究明しますか。
と言う事で、オシロを持ってきてMICからのAF回路をたどると、なんかディレーVOLの辺りから先に信号が行ってない。
ディレーのVOLをグリグリ動かすと時々VOXが働いて送信になる。どうやらこのボリューム辺りが怪しそうだ。
取り敢えずAF基板を外して、ディレーのVOLを取り外して調べてみる事に。
吸い取り線でボリュームの足のはんだを吸い取って、VOLを外してみると、なんと一か所ランドが取れた!
あれ、吸い取り失敗?いやいや、これどう見ても、つながってるパターン側が最初っから切れてるでしょう!
どうやら、VOLをグリグリした時に、ここが着いたり離れたりして時々送信に成っていたんだなと理解する。
と言う事で、もう一度VOLを半田付けして、切れてるパターンをビニール線で補修。
修理後、PTTスイッチを押さなくても音がすれば送信に成るようになり、無事にVOX回路の修理完了。
この無線機、再塗装されているんだが、VOX関係のVOLの所のプラ銘板が、何やらステッカーに印刷したような物に替わっている。張替の時にでもボリュームに力を入れて何度もゆする様な状態に成ってパターンに力がかかり断線したのではないかと予想される。
まあ、古い無線機だから、あちこち問題は出るわな。
2017.6.18 (7/8Up)
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