REYの世迷言

日々の日記風ブログ

太宰の跨線橋

2009-04-07 | Weblog
土日も仕事したおかげで、やっと忙しさも一段落。
このバイト、予告なくぱったりと暇になったりするんだけど。
まあとにかくひと息つきました。
桜は咲いてるし、お天気いいし、で、水辺の桜を見たかったので井の頭公園に行きました。
平日だけど、すごい人でした(平均年齢高め)。
昔、GIGAの稽古場が中野坂上にあったころ、ここでお花見をしたっけ。
今や渡る世間でアイちゃんのお婿役の村田さんもゲストでいらしてました。
水面にせり出すように咲いてる桜は見事でしたが、スワンボートが大渋滞でやや目障りだったかな。

亀が5~6匹、一列に並んで日なたぼっこしてるのがおかしかった
井の頭公園といえば、巨大な鯉が有名だったけど、今日は水が濁ってて全く見えませんでした。

井の頭公園から、玉川上水沿いに歩き、すてきな洋館の山本有三記念館へ。
山本有三といえば路傍の石。もう内容など全く覚えてなくて、経歴をみたら山本さんはのちに国会議員になられてなにかの勲章まで受章されてました。
初めて知りました。
石原慎太郎より先に作家から政治家への転身って初耳です。
洋館の内装,ステンドグラスや暖炉も素敵でした。
ここで探していた『三鷹文学散歩(三鷹市立図書館編)』と三鷹文学散歩マップをゲットしました。

今日のもうひとつの目的は、これまで行きたいと思いつつそのチャンスをのがして
行けなかった《太宰治の三鷹を歩く》。
①玉川上水…何度も歩いてるのでパス
②平和通り太宰住居跡
③その他行き付けのすし屋とか小料理屋跡
…とここまで、太宰に関するものはほとんど《跡》ばかり…。三鷹の町も新しい建物ばかりでちょっと興ざめ。
こういうものの保存は地方のほうがちゃんとしてますね。
最後に三鷹駅の武蔵境側にある中央線の陸橋に行きました。
この陸橋は1929年竣工。もうかなりのおじいさん陸橋。100歳近い。
ここで撮影された太宰の有名な写真があります。
(陸橋の階段のところに案内板あり)
太宰は友人がくると、ここへ案内したということなので、昔は眺めがよい高い場所だったんでしょう。東京タワーとかサンシャイン展望台に行くような感じかな。

とまあ、三鷹には太宰関係のものはほとんどなかったんだけど、それもまあ太宰らしくていいかなと思いました。
(文学サロンは今日もみつけられず…)

関係ないけど、電車の中で伊坂幸太郎の『重力ピエロ』を読みました。
映画化されたんですけど、この《父》役がコヒさん(小日向文世)なんて、なんて絶妙なキャスティングなんでしょ。この小説で一番魅力的なのはなんといってもこの《父》なんですから。来月公開らしい。

関係ないけど、ヘルメット被った現場監督が陸橋の近くでお仕事してました。
もしやクライマーでは?