ウォーターボーイズやロボジー、
古くはひみつの花園(これは主人公がクライミングの大会に出て賞金をかせぐという、西田尚美主演の映画。クライミングシーンがでるさきがけの映画でした)、
監督の名前で劇場に足を運ぶ数少ない矢口史靖監督の作品です。
今回は林業です。
林業って、岩場に行くアプローチでチェーンソーの音を耳にしたり、
普通の人よりクライマーは(山に入るだけ)身近に
感じます。
話は、ちゃらく受験に失敗した若者が、パンフレットの表紙のモデルに惹かれ
林業の研修生になるという話。そして成長していく。
まあ普通に考えれば、都会VS田舎の構図だけど、やっぱり矢口監督、切り口に独創性がある。
原作は三浦しおんさんだけど、三浦さんも好きだからどこまでが原作かわかんないし。
恋愛ドラマではぱっとしない長澤まさみもこの映画でははまり役。
伊藤英明も(誰かが言ってたけど)海猿より山猿じゃない?
手鼻シーンは職人ぽくてよかったし。
有福さん(元自由劇場)やマキタスポーツさんもホントに林業の人にしか見えませんでした。
光石さんはいつもより男っぽかった(ほら草食系のイメージあるから)
とにかく2時間あっという間。
だれてるところのない映画でした。
あ、あと子供や婆ちゃん連も自然でした。
優香はひと皮むけたなあ。
好きな西田尚美ちゃん、柄本明さんもでてたし。キャスティングは満足。
山や木も美しかったけど三重も杉が多いんだね。花粉がすごそう。
でも、圧倒的に都会のちゃらい若者の方が多いわけで、日本の行く末もちょっと考えてしまう映画でした。80点かな。
写真。WOOD JOBのポスター。主演は染谷将太さん」でした。
映画に出てきた都会。たぶん川崎駅前。写真のこのあたりとアーケード銀柳会のあたりだと思う。
最近、ロケ地が気になります。
一つだけ不満は木の上での喫煙。
山火事は一番気をつけることなのでは?
そこがありえないと思いました。