007ことジェームズ・ボンドに不可欠なアイテムと言えばワルサーのPPK or P99にドライ・マティーニ、そしてボンドカーが思い浮かびますが、ボンドカー同様作品によっては秘密兵器を内蔵した腕時計もボンドに欠かせないアイテムだと思います。
3代目ロジャー・ムーア=ボンドはセイコーのデジタル時計もはめていましたが、一応ボンドはイギリス海軍の中佐ですから、基本はやっぱりダイバーズウォッチ。ロレックス(イアン・フレミングの原作でもロレックスをはめていますが、モデルは不明)のサブマリーナに(初代ショーン・コネリー=ボンドは4作目「サンダーボール作戦」でQから支給されたモデル不明のブライトリングも併用)、5代目ピアース・ブロスナン=ボンド以降はオメガのシーマスターを使用。前作「カジノロワイヤル」で6代目ダニエル・クレイグ=ボンドは劇中前半はラバーストラップのシーマスター プラネットオーシャンを、00昇格後は300M ダイバー クロノメーターを使用しています(「カジノロワイヤル」ではギミックがない代わりにヴェスパーが「(腕時計は)ロレックス?」と尋ね、ボンドが「オメガ。」と答える思いっきりCMなシーンもありましたね)。
そして、シーマスターが劇中で使用されるようになってから、リアルでもオメガから007のロゴ入りの限定モデルが登場。最新作「慰めの報酬」でも公開に合わせてまたまた限定モデルが発売されるようです(個人的には前作「カジノロワイヤル」の時の300M ダイバー クロノメーターがベースの限定モデルがカッコよかったです)。
また、「慰めの報酬」の公開に合わせてなんとスウォッチからも007モデルが登場!!
と言っても、こちらはジェームズ・ボンドではなく、007シリーズ全22作に登場する悪役にスポットを当てたモデルで、各キャラをモチーフにしたスウォッチのその名はズバリ、007 VILLAN COLLECTION。
気になる007 VILLAN COLLECTIONのラインナップは(各キャラの名前とスウォッチのキャラとモデル紹介ページをリンクさせています)、
・1作目「ドクター・ノオ」(1962年)・・・ドクター・ノオ
・2作目「ロシアより愛をこめて」(1963年)・・・ローザ・クレップ
・3作目「ゴールドフィンガー」(1964年)・・・オッドジョブ
・4作目「サンダーボール作戦」(1965年)・・・エミリオ・ラルゴ
・5作目「007は二度死ぬ」(1967年)・・・エルンスト・スタブロ・ブロフェルド
・6作目「女王陛下の007」(1969年)・・・エルンスト・スタブロ・ブロフェルド
・7作目「ダイヤモンドは永遠に」(1971年)・・・ミスター・ウィント&ミスター・キッド。
・8作目「死ぬのは奴らだ」(1973年)・・・サメディ男爵
・9作目「黄金銃を持つ男」(1974年)・・・フランシスコ・スカラマンガ
・10作目「私を愛したスパイ」(1977年)・・・ジョーズ
・11作目「ムーンレイカー」(1979年)・・・ヒューゴ・ドラックス
・12作目「ユア・アイズ・オンリー」(1981年)・・・アリスト・クリタトス
・13作目「オクトパシー」(1983年)・・・オルロフ将軍
・14作目「美しき獲物たち」(1985年)・・・マックス・ゾリン
・15作目「リビング・デイライツ」(1987年)・・・ゲルギオ・コスコフ
・16作目「消されたライセンス」(1989年)・・・フランツ・サンチェス
・17作目「ゴールデン・アイ」(1995年)・・・ゼニア・オナトップ
・18作目「トゥモロー・ネバー・ダイ」(1997年)・・・エリオット・カーヴァー
・19作目「ワールド・イズ・ノット・イナフ」(1999年)・・・エレクトラ・キング
・20作目「ダイ・アナザー・デイ」(2002年)・・・ザオ
・21作目「カジノ・ロワイヤル」(2006年)・・・ル・シッフル
・22作目「慰めの報酬」(最新作)・・・ドミニク・グリーン
の全22本です。
オメガのジェームズ・ボンド限定モデルは中々手が届く値段じゃないけど、スウォッチの007 VILLAN COLLECTIONならお手頃な値段じゃなかと思いますし、いずれも悪役キャラが使用した時計じゃないですが、モチーフを上手にトレースしていると思います(ただ、「ロシアより愛をこめて」はローザ・クレップよりもレッド・グラントの方がいいとは思いますが、、、、)。
また、個人的に「ゴールドフィンガー」のオッドジョブに「サンダーボール作戦」のエミリオ・ラルゴ、そして「私を愛したスパイ」のジョーズをモチーフにしたモデルはカッコいいと思います。
中でも「サンダーボール作戦」のエミリオ・ラルゴはスペクターのロゴ(オクトパス)入りで正直欲しいです。