フランス代表のデシャン監督がバルセロナのフランス代表FWグリーズマンのポジションについて、「グリーズマンは試合の中心にいて、ボールに多く触ることができれば、まだ影響力があると思っている。そのポジションであれば、彼は下がって中盤を助けることもできるし、そうするだろう。」と、優勝した2018年W杯のフランス代表でも起用されているトップ下が適しているとの見解を示しました。
一方、元フランス代表MFのアラン・ジレスはグリーズマンをトップ下に起用してドローに終わったフランス代表とポルトガル代表との一戦を引き合いに出し、「グリーズマンは10番の選手ではない。彼はバルサで自信を失い、デシャン監督が慣れていないトップ下で起用している。」と、デシャン監督の起用法を批判しました。
当のグリーズマン本人はフランス代表とクロアチア代表との一戦の後に「デシャン監督は僕をどこで起用したら良いのか熟知している。」とコメントした上で、「このポジションで多くプレーしてきたわけではないけど、フランス代表のみんなのことをよく知っているし、チームメートも自信を持ってプレーしている。戸惑いはなかった。」 と、マンUのフランス代表FWマルシャルとパリSGのフランス代表FWムバッペの2トップの後ろでの起用したデシャン監督への信頼とトップ下でのプレーの自信を口にしました。
また、グリーズマンは「アウェーでとても難しい一戦になったね。美しいゲームというわけにはいかなかったし、かなり苦しんだことは事実だ。それでも僕らは勝つことができた。勝ち点3を手にしたという結果が何よりも重要だと思う。」 と、フランス代表が敵地で苦しみながらもクロアチア代表を2-1で下した事実を挙げ、自身をトップ下で起用するデシャン監督の采配が適切であることを裏付けました。
同じトップ下でも2018年W杯での4-2-3-1と最近の3-4-1-2とでは求めらるタスクが若干異なると思いますが、いずれにせよジレスへのアンサーであると同時に4-2-3-1のトップ下での起用を示唆するもCFで自身を起用するバルサのクーマン監督へのアンサーでもあると思いました。