トヨタはヴィッツのスポーツグレード、RSをマイナーチェンジ。同時にその他のグレードについても一部改良を実施したそうです。
初代のヴィッツと言えば、日本のコンパクトカーを変えた存在だと思います。そして、初代ヴィッツのRSはヨーロッパ仕様(ヤリス)のサスを流用したインターネット限定のユーロスポーツエディションのリリースにヴィッツ限定のワンメイクレース(ネッツカップヴィッツレース&ヴィッツラリー)の開催を経て、ノーマルグレードから2年近く遅れてから登場。実際にそれらの経験値がフィードバックされているかどうかはわかりませんが、満を持して登場したというか熟成した感がありましたし、ちょっと大げさかもしれませんが日本のスポーツカーを変える存在というか、プジョーの106 S16やVWのポロ&ルポのGTi、フィアットのプントのアバルトといったヨーロッパの車にあって国産車になかった最も身近で敷居の低いスポーツカーだったと思います(コンパクトカーのスポーツカー化の代償としてFFクーペを失ったとは思いますが、、、)。
それに対して2代目ヴィッツのRSは先代のワンメイクレースがRS以外のグレード、つまり1.0?のモデルだったのに対し、2代目のワンメイクレースは1.5?のRSに限っているとはいえ、初代やスズキのスイフト スポーツに比べるとスポーツカーのマインドがなんとなく希薄な感じがしていました。
ですが、今回のマイナーチェンジはエクステリアやインテリアの変更だけとはいえ、マイチェンでスポーティーなマインドが高まった気がしますし、手を加え続けることは大切だと思います。事実トヨタのラインナップでヴィッツ RSが一番運転して楽しそうな車ですし、ヴィッツのRSのエンブレムはレクサスのIS-Fやいずれ登場するであろうLF-AのFのエンブレムよりも運転して楽しい車の象徴であった欲しいとも思います。そういった観点からもカストロールカラーで1.6?にボアアップしたヴィッツのスーパー1600仕様でJWRCに参戦して欲しいと思います。