Amazonプライムで「仮面ライダーブラック サン」を一日2話ペースぐらいで一気に見ました。
~ 以下、ネタバレすると思います。未視聴の方、特にこれから見られる方やまだ視聴途中の方はご注意ください。 ~
オリジナルの「ブラック」は倉田てつおが演じていた記憶しかないのですが、テイスト的には「555」に近いと思いました。
創世王がまんまオルフェノクの王でしたし。
サタンサーベルはファイズギアであり、カイザギアであり、デルタギアでしたし。
「555」が「ブラック」をリスペクトしていたのかもしれません・
ラッキクローバーが三神官とビルゲニアみたいな。
ただ、「555」も日曜朝の番組にしてはエグかったですが、日曜朝じゃない分エグいを越して絵的にも話的にもグロいと思いました(監督は12歳ぐらいを目途に作ったそうですが、感覚のズレを感じます)。
また、それは豪華出演陣がいずれもハマり役で、そのグロさがより深みを増していると思いました。
ルー大柴と今野浩喜のヒールっぷりは憎悪の塊でしたし、吉田羊はトッキーもビシュムも吉田羊でしたし(「555」をリブートするなら、影山冴子も吉田羊だと思います)。
クジラ怪人の濱田岳の物語の救いのようで、救いきれないけど、それでも救おうと立ち向かう姿も爽快感がありましたし。
そして、西島秀俊と中村倫也は最初はそれぞれバッタ怪人からこの世界観の仮面ライダーに変身してカッコ良かったです。
ただ、やっぱり話的には堂々巡りエンドというか、それはバッドなエンディングというか。
良い話だったかというと、あまり良い話ではないというか。
爽快感があるようで、それが一気に抜けるようなバッドな展開に振られると言うか。
それこそキャストが違っていたら、面白くなかったと言い切ってしまっていたかもしれません。
あと、「マッドマックス2」のメル・ギブソンみたいだった南光太郎が途中から普通に歩いたり、走っていたり。
ヒロインの葵が悲劇のヒロインへと回避出来る可能性があったのに、あえて動いていっちゃうところとかも、他にやりようがあったのではないかと思います。
あと、三浦貴大が太り過ぎて、これもハマり役なのですが、最初誰だか分らなかったです、、、。