先日の試合でACミランの元イタリア代表DF、”ビリー”ことアレッサンドロ・コスタクルタが引退しました。残念ながら2-3でウディネーゼに敗れましたが、コスタクルタ自身はPKで通算3得点目を挙げ、引退の花道を飾りました。
これで「最近20年間でもっとも素晴らしい選手(バレージ、アルベルティーニ、コスタクルタ、マルディーニの4人。ガッリアーニ談)。」の内、残すはマルディーニのみ。そのマルディーニも現役生活も残り僅か。前述のウディネーゼとの試合にはチャンピオンズリーグ決勝を控え、主力を温存。代わりにプリマヴェーラの選手が何人か出場したみたいですが、コスタクルタやマルディーニに比べるとまだまだ小粒。彼らの系譜を継ぐユース出身の生え抜きの選手の登場に期待したいところです、、、。といっても来るべき次のシーズンに新星が現れる確立は小さいと思います。そこで、提案したいのがクワヒロ・バラーナのミラン補強案。アルゼンチンなインテルに対抗してブラジル化を図るミランですが、ここはクラブの基本理念に立ち返り(20世紀初頭、ミランの前身であるミラン・クリケット・アンド・フットボール・クラブの内部で外国人選手の加入問題で対立が生じ、積極派が独立してインテルを設立。ですので個人的には現在のインテルの多国籍化はしごく当然だと思うのです)、来シーズンは地元イタリア人選手の獲得を優先すべきだと思います。
まず、GK。ユベントスからブッフォンの獲得が噂されていますが、ここは伸びしろを考えてリボルノのアメリアで。トリノのアッビアーティ復帰もいいかもしれません。
続いてDFですがバルセロナのザンブロッタやレアル・マドリーのカンナヴーロ獲得が噂されていますがここはフィオレンティーナのパスクァルで。インテルでパッとしないグロッソを獲得し、ミラン再生工場化を図るのもいいかもしれません。
中盤はこれまたリボルノからモッローネを獲得。ガットーゾもアンブロジーニもブロッキもどちらかというとインコントリスタ(潰し屋)。クルソーレ(ダイナモ)の獲得でマンネリ化が否めない中盤の活性化を図りたいです。そして以前から何度か取り上げたフォッジャの復帰。トップ下でもウイングでも使えるフォッジャの復帰でトップ下を2枚配置した現行の4-3-2-1に加え、ボックス型の4-4-2や4-2-3-1も可能となり、攻撃の幅が広がると思います。
そしてロナウドが予想以上の活躍を見せる前線ですが、ロナウドの故障離脱やジラルディーノの不振考えるとここも補強が欲しいですね。フィオレンティーナのトーニであれば、彼らとの共存が可能だと思います。
と、イタリア人化を掲げながらクローゼとか獲ってくれれば何の問題もないんですけどね。