マンCのグアルディオラ監督が現役時代にブレシアでチームメイトだった元イタリア代表FWのバッジョを称讃したそうですが、グアルディオラ監督がその創生に影響を与えているであろうモダンサッカーにバッジョの代名詞とも言えるファンタジスタや10番のポジションがないことは、何とも皮肉だと思いました。
グアルディオラ監督の称賛に対するバッジョのアンサー、内容よりも勝利に触れている所が、すべてを物語っているのかもしてませんが。
もちろんバッジョ自身も現役時代は必勝のキャプテンマークを巻いていた時もありましたが。
一方で、グアルディオラ監督の師と言える元オランダ代表FWのクライフもバッジョも称讃していたそうですが(元イタリア代表FWデル・ピエーロを褒めいていた記憶はあるのですが、バッジョはちょっと思い当たらないです)、グアルディオラ監督の根っこであろうクライフ監督のバルセロナでのバッジョの起用法を知りたいところはあります。
クライフのバルサにバッジョがプレーしたイタリア・セリエA、強いてはミランのサッキ監督のゾーンプレスの、当時は対極とも言われた両者のハイローミックスみたいな感じがグアルディオラ監督やその流れを汲むモダンサッカーにあるとも思いますし。
また、バッジョと同じファンタジスタながら、バッジョと共存するためにバッジョの後ろのレジスタにポジションを下げた元イタリア代表MFのピルロが、指導者になってファンタジスタはもちろんレジスタも起用しないことも何とも皮肉だと思いました。
その答えはファンタジスタもレジスタもいないのかもしれませんが。