赤いポストのある蔵造りの先で道はクランク状に左右へと曲がる。
そこに出来た三角形の場所にくの字形の碑が立っていた。
斜めの部分には「川越十ヵ町地区都市景観形成地域」とあり、主なルールなども書かれていた。
指定範囲の地図もあり、現在地と伝統的建造物群保存地区も示されていた。
その先に「旧江戸町」の石碑があった。
碑文には次のように書かれていた。
旧江戸町(エドマチ) 現 大手町他
川越城西大手門より、鉤の手までを
指す。旧十ヶ町のうち上五ヶ町の一。
城より、江戸へ行くための起点となる
町であるため江戸街道と呼ばれていた
が、町の繁栄と共に江戸町といわれる
ようになった。「れんしゃく丁」「唐人
小路」などの北条氏時代の古名も伝わ
り中世以来の繁栄が窺われる。ここは、
道路が二回直角に曲がる城下町特有の
鉤の手跡である。昭和三十六年町名変更。
道路の反対側には、提灯で有名な一力斎のお店があった。
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