国道16号沿いにある天然寺に寄ってみた。
この近くに住む方のブログで、花手水を紹介していたので、それを見たいと思った。
短い石段を上ると、左に入る道に手水舎があった。
屋根の下には、大きな石をくりぬいた水盤があり、多くの花が浮いていた。
うしろに木の札が立てられ、「この水は飲めません」と書いてある。
コロナ対策ではなく、以前からこの注意書きはあるようだ。
竜の口から水が出て、その流れで花は端の方へ寄せられている。
文字通り色々の花があり、ピンクのバラは分かるが、その他は名前が分からない。
木漏れ日を浴びて、光り輝くように見えた。
少し前に行ったので、今は花の種類が変わっているかも知れない。
花手水と離れて、右手に水琴窟があり、立札に「小江戸川越七つの音風景」と書いてある。
そういえば、妙善寺にも同じものがあった。
うっかりしていたが、小江戸川越七福神にはどこにも水琴窟があるらしい。
もう一つの立札には、つぎのように書いてある。
水琴窟(すいきんくつ)
「癒(いや)し」
竹筒に耳をあて
滴の奏でる
癒しの音色を
お楽しみください。
住職
確かに、古い竹筒が脇に立てられている。
本堂への道との間に案内表示があり、その向こう側の花壇に花が植えられていた。
ペチュニアの他に咲いているのは、キキョウ(桔梗)だった。
たしか、表の説明板に桔梗の解説があった。
何株も植えられ、青の他に白も咲いている。
手前は背が低いが、本堂側には背の高い株もあった。
数日前、Eテレを見ていたら、キキョウは絶滅危惧Ⅱ類(UV)に入っていると紹介していた。
いつの間にそんなことになっていたのか。
そういえば、我が家の庭にもあったが、いつしか無くなっている。