川越雑記帳2(川越見て歩き)

伊佐沼のアオコとアオサギ

 伊佐沼の北岸は釣り人が沢山いた。
 東の岸にも、ポイントポイントに釣りを楽しむ人がいた。
 南岸に近づくにつれ、釣り人の数は減り、ついに一人も居なくなった。


 その理由は直ぐ分かった。南岸の水面は、一面が緑色になり悪臭もする。
 アオコが発生して、緑色のペンキを流したようになっている。南岸に吹き寄せられたように集まっている。
南岸は北岸に較べて、植物の量が圧倒的に少ないが、それが要因の一つなのだろうか。


 アオコを見ながら西へ行くと、岸に立て札があった。
 上部に「平成17年度 埼玉県NPO協働提案推進事業(とよあしはら プロジェクト)」と書いてある。
その下には、イラストで、「とよあしはら浮島の構造と働き」が解説されていた。

 間伐材と竹でイカダを組み立て、植生袋の炭に水生植物を植付け、アンカーで底に係留する。
炭・植物の根に着生する微生物が水中の汚れを分解するという仕組みらしい。


 4つの浮島は東西に並び、西側の2つは植物が繁茂している。後から設置されたらしい東側の2つは、まだ植物の生長は少ない。効果があるとすると、まだこれだけのアオコが発生しているのだから、浮島の数をさらに増やす必要があるのだろう。

 東側の2つの浮島には、それぞれ1羽のアオサギがいた。
岸から適度に離れた浮島は、水鳥にとって安全な休憩場所となっているようだ。

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