川越雑記帳2(川越見て歩き)

22-8 熊野神社(2)



 熊野神社には、参道の二つほかに三つの鳥居があった。
一つは、最初の鳥居の直ぐ右にある。鳥居の後ろには、木造の門のようなものがあった。



 その後ろには小山があり、多くの石碑が立っていた。
中央上部の石碑の中央には、御嶽神社と彫られていた。
 「散歩」に「境内には、御嶽神社、疱瘡神社、神明社、諏訪社などが合祀されている。」
と書かれているのは、この石碑群のことであろうか。



 参道の二番目の鳥居の左側にも石の鳥居があった。
鳥居には額があり、「月見稲荷」と書かれていた。
 「明治一九年稲荷神社のある現在地に合祀した。」
と、「散歩」に書かれている稲荷神社とはこの神社のことか。
鳥居の奥には、高い石の基壇の上に、小さな石の祠があった。



 三つ目の鳥居は、熊野神社の社殿の後ろにあった。
社殿の脇を抜けると、その裏に石畳の参道があり、中ほどに石鳥居が見えた。
鳥居の額には、「諸神」と書かれていた。



 参道の先に、少し高くなり、石段のついたところがあった。
その上には、同じ位の大きさの石柱が立ち、何か文字が彫られていた。
近づいて見ると、前列左から
 霊神、疱瘡神、稲荷大明神、神明神社、稲荷明神、戸隠神社
後列には、左側から
 御嶽神社、三峯神社、榛名神社、鎮守熊野三社大権現、秋葉神社、八坂神社、諏訪神社
と彫られ、中央の石柱は他よりも少し大きかった。
「散歩」の記述はこの諸神をさしているのかもしれない。

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