川越雑記帳2(川越見て歩き)

崩壊の久保川橋は再建中(岸町3丁目)

以前、水の減った不老川を遡ったときの帰り、緩い坂を上っている途中の交差点に立看板があった。
角の電柱に取り付けられた看板には、「通行止」と書いてある。


その大きな文字の上には小さな字で「この先、久保川橋が崩壊しましたので、通り抜け出来ません」と書いてある。
「崩壊」という文字が衝撃的で、気にはなったが時間の余裕がなかったので、その時は見ずに帰ってきてしまった。


やはり気になったので、後日行ってみた。
看板の先は道がくねっていて、先は見通せない。


左に公園を見ながら坂を下ると、ようや久保川に出た。
柵が置かれ、こちらの岸も対岸もオレンジのネットが貼られている。


「通行止」の看板の隣には「新しい橋をつくっています 令和3年11月4日まで」と書いてある。
その下には「久保川橋架設工事」とあるので、この橋の名は「久保川橋」だと分かった。


柵越しに川を見ると橋はなく、対岸に鉄の杭が並んでいるのが見え、その両側には大きな土嚢が積まれている。
下には平らな面があり、木の枠で囲われている。
手前の岸には、短い鉄筋が何本も並んでいる。


上流側には重機が1台置いてある。
重機は土嚢と鉄板の上に乗っている。
その先に小さな坂があり、それで地上へ出られるようになっている。


下流側には土嚢とその先の奇麗な護岸が見える。
こちらの岸には白いフェンスがあり、岸の柵との間が通路になっているが、通行止のようだ。
その先に別の橋が見えたので、その橋を渡ることにした。


住宅街を迂回して橋のたもとへ出た。
先ほどの川沿いの通路の出口に看板があり、柵の看板には「危ないので通らないで下さい」と書かれてる。
橋の脇の看板には、「令和3年1月中旬頃から令和3年11月4日頃まで 新しい橋を作る工事 を行っています」と書いてある。
その脇の高欄の銘板には「きしまちはし(岸町橋)」とある。
橋の反対側にも看板が見えた。


岸町橋から上流の工事現場まで、両岸の新しい護岸と中央の細い水路、それを囲む縁の雑草があり、その先に重機などが見えた。


対岸の角の看板には、「休工中」とある。
道理で、工事現場が静かなわけだ。


岸に沿って上流へ行くと「50m先工事中」の黄色い看板があり、その先に積み上げられた土嚢が見える。


橋の有ったところから対岸を見ると、鉄の杭の前にコンクリートの塀が出来ていた。
先ほど見えたのは、この上に並ぶ鉄筋だったようだ。
こちらの岸にも同じものを造り、その上に橋を架けるのだろう。
その下には土嚢が積まれ、青いホースと板が両方の砂利の上に渡されている。
青いホースは川の水を流し、板は作業する人の橋のようだ。
手前の木枠の中には、斜めに置かれた樋のようなものがある。


上流側の重機は先がとがった赤い容器を吊り下げていた。
その先で川は左にゆるくカーブしている。


下流側は青い太さの違う3本のホースが、川の中央の細い水路につなげてある。
一番太いホースを川の水が通っているのだろうが、2番目太さのホースは木枠の外に下りている。
新河岸川では人が入れる太いパイプが何本も並んでいたが、それとは全く様子が違う。


ホースの先にポンプがあり、小さな音を立ながら動いていた。
ここからも水を汲み上げているようだ。
この工事現場では、ポンプの音だけが聞こえる。


岸町橋に戻り下流側を見ると、細い水路の先に不老川との合流点がすぐ近くにあった。


普段はこんな少ない水量の川で護岸が崩れ、橋も通れなくなるとは驚いた。
早く工事が再開し一日も早く出来上がらないと、近所の人達は不便だろう。

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