昨日の釣り疲れと、電気毛布の暖かさによりぐっすりと眠りに着いていたのですが、朝方寒さにより目が覚めてしまいました。5月中旬で、これほど気温が低いとは・・・。本日入渓する渓は、ここより標高がかなり高いので寒さが頭を過ぎります。
6時45分、車止めの気温は3度。防寒着を1枚多めにザックに入れて、大阪のYさんと林道を歩き始めます。
この落石は知っていたのですが・・・。
トンネルを抜けて直ぐの所に新たな落石です。
歩き始めて30分程、あまりの好天気に暑くてジャケットを脱いでしまいました。山々の頂上付近は雪で真っ白ですが、先日、標高の高い場所では雪が降ったようです。5月中旬なんですがね・・・。
コーナーを曲がった所でカモシカが出迎えてくれました。カメラを向けても逃げようともせず、人間を恐れていないのでしょうか?手を伸ばせば届きそうな距離です。それにしても、くりくりとした目がとても可愛かったです。
♪ふりむけば横浜♪(古いな、歳がバレバレ)ではなくて遠くに中央アルプスが見えます。こちらも山頂付近は白いですね。
で、正面には雪を被った仙丈ケ岳。それにしても雲一つ無い青空です。目指す渓には1時間45分で到着。健脚な人で1時間半、遅い人でも2時間ですから普通のタイムですね。
南アルプスの渓で最初の1尾。ここの渓魚はサイズの割りに太く、各鰭が大きいので引き味は最高です。このイワナ口元が千切れていますね。一度針掛りしているようですが、針を外す時に乱暴に扱ったのでしょう。可愛そうです。
堰堤プールでは、尺上のイワナが悠々と泳いでいるのですが、少しでも近付いたりすると物陰に隠れてしまいました。遠くから流し込むしかなさそうです。
堰堤プールの底からフライを銜えたイワナ。フライを少し動かしたら浮き上がってきました。それにしてもヤマメのような出方です。この場所でスレているのでしょうか?
大阪のYさんは良型を掛けたのですが、底に潜られロッドティップを折ってしまいました。
フライのサイズが合わなかったのでしょうか、渓魚が浮き上がってくるのですが直前でUターンが数多く、中には「この時期にこんなサイズの虫は飛んでいないよ!」とばかりに、尾鰭でフライを叩く渓魚も・・・。それでも多くの渓魚に遊んでいただき、14時楽しかった渓を後にします。
今日は、最高の天気で15時の車止めの気温は14度となっていました。ザックに1枚多く詰め込んだ防寒着は不用だったようですね(笑)しかし、山の天候は急変しやすいので、決して無駄ではないのです。帰路は下りだったので1時間15分の行程でした。それにしても、日頃の運動不足のせいで、太股がパンパン。下界に下りて、日帰り入浴施設で筋肉を解し、17時過ぎに帰路に着きました。
Yさん、次は6月ですか?