烏野豌豆(カラスノエンドウ)
学名 矢筈豌豆(ヤハズエンドウ)
別名 蔓豆(ツルマメ)
土手、野原、道端、畑の横、陽当たりの良い場所なら、どこにも生息する。つる性の植物なので、ほかの植物を絡んで育つ。
草むらの中で、四月、五月に懸命に所在をアピールするほど、咲く蝶状の紫色とピンクの小花が、なんとも可憐。わずか7-8mm位。
日本では、弥生時代に、稲作とともに中国大陸から伝わってきたとの説がもっとも有力だとか。
豆のサヤが豆笛として農村で知られているため、日本ではピーピーマメとも呼ばれ、中国では「米米响」と名付けられる地方があるらしい。
中国語名 野豌豆(ye3 wan1 dou4)
花が咲くまでの葉を、農村では菜葉として炒め物にしたり、茹でて和え物にしたりするらしい。
たしかに豆苗に似て柔らかそう。
しかし、夏以降の野豌豆の葉、毒があると複数の証言を得ました。
確認したいが…
それだけでこわい、春でも試す勇気がでないです。
一方、中国民間では薬草として広く知られています。
毒どうするの?気になります。
◆味 辛、甘
◆性 温
◆効能 腎機能を補う
月経不調、胃潰瘍を改善
痰を切る、咳を止める