仏の里、国東(くにさき)の熊野磨崖仏に向かう参道です。
行かれた事のある方は「アラッ!」と思われるかも知れません。
石の鳥居までの参道(約300m)がきれいに整備されていました。
とは言っても鳥居から先は勿論、昔のままです。
あまりにもきれいに成っていたので少々興醒め気味でした。
修験の山には似合わないなぁ・・・何て勝手な事、思ってしまいました。
でもこの先にあの自然石の石段が待っているのですから
きっと高齢者の参拝者の方が少しでも歩き易い様に整備されたものでしょう。
そして此処からが乱れ積み287段の石段です。
上に行く程、傾斜が急になります。
鬼が積みし石段を 登らば表れむ
岩に刻まれし 大いなる仏よ (パンフレットから)
高さ8メートル日本最大そして最古の石仏です
藤原末期の作との説があります。
巨岩崖に二体の仏は迫力です。
真下から見上げてみました。
他には無い柔和な慈悲の相をされています。
不動明王様独特の憤怒の相ではありません。
その迫力と優しいお顔に釘付けです。
その右隣に6.8メートルの阿弥陀如来さまです。
思わず手を合わせたくなる慈悲深いお顔です。
来た道を振り返ってみました。
はるか下に石の鳥居が見えます。
そしてこの上に熊野権現社があります。
おみやげは足腰のお守り「苦逃幸来鬼」
以前は菱の実で作っていたそうだけれど数年で駄目になるので
今は菱の実を模って作られているそう。
「ずっと家の中に吊るして置いて下さいね」
と言われました。ご利益有りそうです。
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熊野磨崖仏の写真見てて、昔々の学生の頃、仲良しの友達と九州に旅したことを思い出しました。
夜行列車にゆられて、一晩中語りあかして・・・
で、そこからどんな交通手段を使ったのか、もう記憶も定かではありませんけど(笑)、九州で初めて行ったところがたしか臼杵の石仏だったような・・・?
もう20年以上昔の話ですけど
お姉ちゃん、不肖の妹分ですが、またよろしくお願いしますね~!
さすが国東の仏の里ですね。
慈悲深いお顔をみていると、しばらくそのままたたずんでいたいような気持ちになります。
熊野磨崖仏の名前を忘れないようにします。
日本最大最古の石仏、箱庭さんのお陰で見させて頂き、知ることが出来ました。ブログはえいねぇ。こんな大きな岩にどうやって彫り込んでいったのでしょうか。足場も悪そうだし、梯子でもかけなきゃ届かないですよね。
それにしても昔の人は山の中の道もないような所に、神社やお寺を良く建てたものだと何時も思います。
大分県には石仏が非常に多いですね。臼杵の石仏様も今は屋根付きで保護されていますよ。何処を訪ねても宗教色の強い地域ですね。それがさりげなく今も地域に溶け込んで本当にいい処が多いですよ。
また機会があれば紹介しますね。
☆春さんへ 大分にはmayuさんが行かれた臼杵に有名な石仏様があるのですが、ご多聞に漏れず観光化されてしまってます。何年か前に行きましたが石仏様たちは全て屋根の下に手厚く保護されていらっしゃいました。風雨に晒されつつ村を見下ろす優しいお顔を想像するには少々苦しかったです。
その点、この熊野磨崖仏様や阿弥陀如来様は息を切らして登り詰めたその先にドカ~ンと姿を見せて下さいます。本当に釘付けになりますよ。機会あれば是非一度訪ねてみて下さい。箱庭一押しです。合掌ものです。
☆風さんへ ほんまにブログはええねぇ。
居乍らにして日本中何処へでも行ける(笑)
風さんの言う通り昔の人はすごいねえ。。何でこんな所にって思うような場所にお社があったりして。
人間は自身を身も心も追い込む事で少しでも神仏に近付こうとしたのやろうね。
それに引き換え自分の何と小さい事か!石仏様の前でつくづく思い知らされましたよ。
まだまだ下界で人の波の中に身を置いて暮らさないかん歳なんやけど、いつかいつか仏様と向かい合って、穏やかな時間を過ごせたらええなぁ・・・何て思います。って言っても普通のおばさんには変わりないけどね。。。