相方さんの実家は鹿児島県鹿屋市という所です。
この地域の初盆の風習に関西人の私はビックリでした。
鹿児島はお墓を非常に大切にする所です。
普段でも朝に夕にお墓参りを欠かしません。
村中に墓地があるという地域性もあるのでしょうが、何時行っても誰かに会います。
お墓参りが日常化されているんですね。
私の育った地域ではお参りは御彼岸とお盆が慣習化されていたので、
始めは戸惑いもありました。
村の入り口や小高い所に墓地が点在しています。
こちらでは屋根付きの墓地も珍しくありません。
そして初盆を迎えるお墓には提灯が飾られます。
家も昨年、亡父の初盆供養をしました。下の写真はその時の様子です。
お盆の夕方、提灯をお墓に運びます。
親戚、家族揃って出発です。
そしてお墓に飾ります。
何をするかと言えば・・・
墓地でお酒を酌み交わし、おつまみやあれこれを広げ、宴の始まりです。
こうして故人を偲び、おそらくは故人と飲食を共にすると言う事なのでしょう。
今でこそ提灯の灯が消えるまでの短い時間ですが、
以前は夜を徹して宴会は続けられたそうです。
同じ日本でもお盆の風習はその地域で様々ですが、
さすがにお墓で宴を催すとはこの歳になるまで思っても居ない事でした。
そしてお墓が決して寂しい所ではないのだと、
この地域ではきっと思われているのだろうと思いました。
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昔、長崎に行った時、長崎の墓地がきらびやかだった事を思い出しました。
また、沖縄のお墓は亀甲墓と言って大層立派で、やはり墓地の前で宴を催すそうですね。
京都の五山の送り火も終わり、地蔵盆の行事が始まりましたよ。
ちゃんと23日に行う所もありますが、この土日に催される所が多いようですね。
最近はこんな時ぐらいしか、近所の子供達の顔を見る機会が無くなって来ていますが、これは良い風習でずっと続けられると事を願いますわ。
因みに地蔵盆の風習は愛媛県にはなかったものです。
地蔵盆ですね。これもまた懐かしさでいっぱいの思い出ですよ。私の育った坂本では地区のお地蔵様の前に大きな屋形を組み、子供たちは夏休みの殆どを屋形に集まって遊んだものです。
地蔵盆には踊りや数珠回しをしてお菓子を貰ったものです。今もあるのですね。。
地蔵盆は子供が主役の行事だったんですよ。
実家ではお盆の行事はないのですが、初盆には提灯を飾るけどお墓ではなく家に飾ったと思います。
それにしても箱庭さんの相方さんの故郷はお墓を大切にする所なんですね。朝夕にお参りできると言うことは家の近くにと言うことでしょうか。故人も残された人も距離が無く寂しくなくて良いですね。
だから初盆の家は直ぐ解ります。
お墓は村の中に幾つか有り、お散歩ついでに墓参りって感じですね。だから何時行っても何処かのおばちゃんやおじちゃんに会います。お花もいつも綺麗に飾ってあり、枯れているお花はよそ様のでも取り替えるような風習もあるみたいです。昔ながらの助け合いでしょうね。