KYOKUKENZO'S WORKSHOP 2024

「道」は自ら切り開くもの。
他人の後追いは「道」にあらず。

心の旅。

2015年08月28日 | 歳時記
週末。

下関で買ったふくのカマボコを
おそく起きた朝に食べました。

このふくカマ 美味しい。

未熟年山口行

心に残る旅でした。

錦帯橋、秋芳洞、秋吉台、春帆楼。
行く先々で戴いた、土地土地の食。

見たもの、聞いたもの、食べたもの
全てが心に残ります。面白い出来事、
感動的なこともたくさんありました。

その中で、印象的だったことを
ひとつ書きたいと思います。

それは岩国城へむかう
ロープウェィで見た光景でした。

私たちが岩国錦帯橋に着いた時は
もう夕方になっていました。

でもまだ日は長く、私たちは
そこいら辺を散策しながら
城山の方へ向かいました。

岩国城は200メートルほどの
小山の上にあって
登るのは訳ないことですが

時間の関係上、ロープウェイで
登ることに決めました。

最終便の
時間には間に合いましたが

上に行っても
城の入館時間には間に合わないと
券売りのお嬢さんに言われました。

ま、それはしょうがないとして。

で、このロープウェイは
2台の函がが交互に
行ったり来たりするのですが

待っていると
私たちの乗る函が下りてきました。

でも、停止してすぐには乗れない。
インターバルがあるようです。

私たちは雑談しながら、その函を
見るとはなしに見ていた訳です

すると今まで券売りをしていた
かのお嬢さんが函に乗り込み
窓を拭き始めたではありませんか。

てきぱきと慣れた感じで
窓を拭くお嬢さん。

いつもこうしているんですか。

お客様にキレイな景色を
見ていただきたいからねぇ。

ふうむ。

どうやら毎回、毎回
普通にしている作業のようだ。

ふうむ。

見る間にスミからスミまで
すっかりキレイになりました。

言われてやってるのか
自発的にやってるのかは
わからないけれど、

気持ちがいい。

だれに見せる仕事ではない。

自然に当たり前に窓を拭くこと。
手を抜いてもだれも見てないのに。
3回に1回でもいいのにね。

この旅のベストシーンはこれでした。

おかげ様で
きれいな窓から景色が良く見えたし

上ってからは、お城の係の方が
入館時間を延長してくれたので

お城の中や天守閣からの鳥瞰も
楽しむことが出来ました。

それから、ゆっくりゆっくりと

歩いて、下山しました。kyokukenzo
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