京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

 シャンとして~

2011年04月07日 | 熊野古道(紀伊路・中辺路)を歩く
この桜の季節に「つわぶき」の話もないものですが、先日2日に熊野古道のウォークキング途上で小さなひと株を頂戴いたしました。

              
昨年2回目の11月、丁石地蔵に癒されながら長い長い上りが続く藤白坂を越えました。
晩秋の峠道、枯れてベージュ色になった道沿いの斜面には艶のある葉が小さな塊でいたるところで目に付いたものです。「艶葉蕗」つわぶきは、短い花茎を伸ばして花を咲かせていたりいなかったりでしたが、ここを歩いた記念に欲しい!と思ったのでした。

以来、何度も我慢に我慢を重ね、まずいよな~、今回もあきらめよう…という心境を繰り返してきました。ですがこの度、とうとう念願をかなえました。ホンのささやかに手に入れたのは、海からは少し内地へと入った南部(みなべ)峠の緩やかな下り坂ででした。

美しく咲く桜の枝を折ってはいけないこと、ちゃ~んと知っております。
二度と歩かないかもしれない道々の思いでに大事にしますでね、許してたもれ~~。
 地に植えましたがまだシャンとしてくれませんようです…。




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6 コメント

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ついにゲット・・・ (yattaro-)
2011-04-08 07:47:29
仲秋から晩秋に掛けて、黄金色に輝く花を咲かせる「艶葉蕗」「石蕗」
“雑草並みなんですから〜。”熊野を踏破した“記念に欲しかった~ ”のですよね!!
あれから半年近く我慢にガマンを・・・。
欲しい欲しいをついにゲット!やりましたね(笑)
まさにあっちこっちに生える雑草並みです。
境内の一角に常緑のアクセントとして歓迎されるなら石蕗冥利に尽きますよ(笑)
結構強いようですから、そのうちシャン!とします。やったね!
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雨が味方を (kei )
2011-04-08 17:26:32
まだ踏破してはいないのですが(笑)、雑草並み?? そうなのです、
あっちもこっちも… というか点々と道沿いにです。山野での自生は初めて目にしました。
ですから思い切ってホンの少しのおすそ分けをいただくことにしました。
これはあくまでも熊野ウォーキングの記念品です。目印に“さざれ石”でも置いておきます。
朝からの雨で驚くほど生き返ったようです。
葉がシャン!としました。
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石路の花 (マーヤン)
2011-04-09 07:55:18
「憲法の九条のごとし石路の花 」この句は私共「岳」の主宰 宮坂静生の句です。石路の花は憲法9条に似ているという。突飛な比喩と思える句ですが、一考に値するような気がします。庭の草花もほとんどが枯れてしまいますが、そんな中でつややかな葉っぱを冬の日差しに輝かせ、黄色に凜と咲く花。憲法九条も論議がありますが、逞しく存在してくれと願う。そんなしっかりした花をしっかろ者のkeiさんが拝借、しっかり育ててください。ひそやかに寂しく咲いているよりkeiさんに元気に育てられた方が良いに決まっています。



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つわぶき (ryo)
2011-04-09 10:02:09
つわぶきはkeiさんの庭で、きっと大事に
育てられ、かわいい花が咲くでしょう!

強いですから、きっと大丈夫ですよ。
つわぶきが繁ってくれたら、嬉しいですね。
見る度に思い出すことでしょう~
熊野ウオーキングのことを~
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憲法九条、マーヤンさん (kei )
2011-04-09 18:26:32
「憲法の九条のごとし蕗石の花…」
教えていただきました、ありがとうございます。

黄色い花が咲くころ、底冷えも厳しくなります。この黄色の鮮やかさが冬に明るさを添えてくれるようです。
あまり手をかけずに済みますので私向き~。熊野の記念ですから大事に目をかけてやります。
寡黙な芯の強さ、見習わねばなりません。


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底冷えのする頃に ryoさん (kei )
2011-04-09 18:37:30
これは記念の蕗石として大事にしていきます。
あまり世話をしないでもいいのは助かりますが、草の中に埋もれないようにでも。

昨日の雨で葉が頭をもたげシャンとしだしました。艶やかな葉がまたいいものですね。
こんなに小さく、今年咲くでしょうか。それも楽しみに。
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