朝からの雨だったが「絵本で英会話」に出席した。今日で4月からのワンクール終了、来月からまた新しい絵本で再開される。雨が強くなる前に早く家に帰ろうと別れたものの、四条通も地下鉄四条駅構内も多くの人出だ。帰るのももったいなく思えてきて、せっかく出てきたのだからと、「平清盛」特別展を観に立ち寄ることにした。
平氏追討の命を出した以仁王の邸宅跡に建てられている京都文化博物館で開催中である。
今からおよそ900年前、瀬戸内の制海権を手に入れ武家の棟梁となり、太政大臣にまでのぼりつめる平清盛の実像に迫ろうとする展覧会。厳島神社に伝えられる至宝、同時代に生きた人々の肖像画や絵画、美術工芸品など数多く展示されている。
館内は【第1章 平氏隆盛の足跡】【第2章 清盛を巡る人々】【第3章 平氏の守り神―厳島神社】【第4章 平氏の時代と新たな文化】【第5章 平家物語の世界】といった流れになっていた。
水戸徳川家が伝来してきた「源平盛衰記絵巻」、絵巻による源平盛衰記は他に例がなく初公開とあった。平治物語絵巻にしても武者姿は細密で、色が鮮やかで目を引く。清盛が一族の繁栄を願って「平家納経」を奉納しているが、尽善尽美とか、金箔を施してみたり、4色の絵具を用いた写経文字の美しさで仏との結縁を願っている。経文は仏舎利と等しく重要だと考えていたためだと説明されていた。33巻を収めた金銀荘雲龍紋銅製経箱、随分見事なものだと思ってみていたら模造と記されてた。
安徳天皇の産着、これはその雛型だろうとあった。隣には麻の肌着も並んでいた。赤ちゃんサイズになにやらあわれさが誘われる思いだ。春先に長楽寺で見た天皇形見の直衣から縫われたという旗(幡)を思い出すことになった。
大原寂光院へ御幸された様子を描いた屏風絵には、後白河上皇を迎える信西の娘・阿波内侍、野で花を摘んで帰って来た健礼門院の姿をみた。
「遊びをせんとや生まれけむ / 戯れせんとや生まれけむ / …」後白河法皇が好んだ今様(imayou song)だが、面白う生きたい、という清盛が重なりはしないだろうか。
骨肉争う政争に、武士として政治権力を握った清盛は「時代への挑戦者」だそうだが、所詮は諸行無常ということなのか。
平氏追討の命を出した以仁王の邸宅跡に建てられている京都文化博物館で開催中である。
今からおよそ900年前、瀬戸内の制海権を手に入れ武家の棟梁となり、太政大臣にまでのぼりつめる平清盛の実像に迫ろうとする展覧会。厳島神社に伝えられる至宝、同時代に生きた人々の肖像画や絵画、美術工芸品など数多く展示されている。
館内は【第1章 平氏隆盛の足跡】【第2章 清盛を巡る人々】【第3章 平氏の守り神―厳島神社】【第4章 平氏の時代と新たな文化】【第5章 平家物語の世界】といった流れになっていた。
水戸徳川家が伝来してきた「源平盛衰記絵巻」、絵巻による源平盛衰記は他に例がなく初公開とあった。平治物語絵巻にしても武者姿は細密で、色が鮮やかで目を引く。清盛が一族の繁栄を願って「平家納経」を奉納しているが、尽善尽美とか、金箔を施してみたり、4色の絵具を用いた写経文字の美しさで仏との結縁を願っている。経文は仏舎利と等しく重要だと考えていたためだと説明されていた。33巻を収めた金銀荘雲龍紋銅製経箱、随分見事なものだと思ってみていたら模造と記されてた。
安徳天皇の産着、これはその雛型だろうとあった。隣には麻の肌着も並んでいた。赤ちゃんサイズになにやらあわれさが誘われる思いだ。春先に長楽寺で見た天皇形見の直衣から縫われたという旗(幡)を思い出すことになった。
大原寂光院へ御幸された様子を描いた屏風絵には、後白河上皇を迎える信西の娘・阿波内侍、野で花を摘んで帰って来た健礼門院の姿をみた。
「遊びをせんとや生まれけむ / 戯れせんとや生まれけむ / …」後白河法皇が好んだ今様(imayou song)だが、面白う生きたい、という清盛が重なりはしないだろうか。
骨肉争う政争に、武士として政治権力を握った清盛は「時代への挑戦者」だそうだが、所詮は諸行無常ということなのか。
梁塵秘抄に関心をもたれるお孫さん、
matsuさんの上手なご案内がおありなのでしょうけれど、ホントよいご関係ですね~。
はかないものだなと感じながら見て回りましたが、権力者に贅はついて回るものですね。
「平家物語」から知る清盛ぐらいで、これまで関心も薄かったのですが、今のドラマで楽しんでいます。
この時代を生きた人物に関連した展示が興味深かったです。
そうですね…
清盛に厭世感は薄いですね。武士の世を作ろうとみなぎる力を感じますね。
今はどんどんのし上がっていく清盛と平家ですが、凋落の最後を知ってるだけに、いつも哀れを感じて見てしまいます。
「諸行無常のひびき」を感じます。
祇王寺のことなどどのように描かれるだろうと
待つ気持ちもあります。
孫が物置で「梁塵秘抄」を探しています。
以前長楽館に泊まり、その折お寺で縁の所蔵品を拝見しました。
今しも大河ドラマ放送中、誰も興味持ちますよね。
いまよう「遊びをせんとや生まれけむ…」を拝見して
「面白きこともなき世を面白く」高杉晋作を思い出しました。
時代は大きく違いますが、どこか厭世観漂っているように思いました。
体調自体はご気もよろしいようで、良かったです。
一気に活動されず徐々に~。
このぐらいに年頃はただただ可愛いものですよね。見飽きることもなく穏やかな気持ちになれます。
絵本を見ていてもテレビから聞こえるあの口調が重なってくるほど、長生きで親しまれているまるちゃんですね。
ちっとも風邪ひかないですし、どーなってるのでしょう…。喜ばしいことですが。
「本場」で、一度是非みたいものです。
周辺にもたくさんの宝物が残されていますね。
ドラマの方もこれからまだまだ楽しみですね。
平家の末裔?その流れをひかれる奥さまとご一緒に、ドラマを見るにも熱が入りそうですね。
視聴率云々など私には全く関係なしで展開を追っています。
平氏の頭領としてなんや少~し清盛像に変化が感じられるのですが…。
面白く見ています。
来週の再検査さえなければ、体調も回復した
実感があり良い気分なのですが...。
ブログを一気読みさせていただきました。
かわいいボクちゃんの行水シーンにひととき笑いが
こみ上げてみとれてましたよ~
それに、点訳に「ちびまるこちゃん」いいですね!
なんだか、いろいろと元気に活動されてて、私も家でぼんやり
している場合ではない!と気持ちが上向きになりました。
日曜日夜8時が楽しみになるような数々、見せて頂きました。
こちら厳島神社(宮島)では、10か所の国宝や9カ所の重要文化財など、19か所に清盛ゆかりの建築物が、多くの観光客を呼び寄せています。
是非一度はご案内したい場所です。
「あっち死」も奢りを極めた報いのようにも言われたりもしてますね。
日宋貿易がもたらした文化も新しい時代に貢献していくのですよね。
武士の世を作ろうと…、面白う生きたいという清盛像を今年は大河ドラマで追っています。
http://www.bunpaku.or.jp/exhi_special.html
ピタッっとはまった二人の意気投合で一気に、新しい世の中の仕組みが出来上がって行く。
そんな歴史の流れを変えた生き方に直に触れさせてもらった思いで拝読。
豪華絢爛、栄華を極めただけに、その凋落の速さも今更ながら驚きます。
やはり諸行無常、ちょっとだけ手綱を締め加減で生きて行かないといけないようですね。