西国三十三所第三十一番札所長命寺
この5月初め、私はやっとのことで滋賀県近江八幡市長命寺町にある長命寺を訪れることができました。
琵琶湖に突き出た長命寺山にある西国三十三所第三十一番札所は、808段の階段で有名です。101段を残して、途中まで車で行くこともできます。長命寺のすぐ近くを何度も車で走っているのに、長い階段を上った山の上にあるということが、ずっと参拝への意欲を失わせていました。
それなのに、どういうわけか、「よし、行ってみよう!」と思い立つやすぐに腰を上げたのですから、あら不思議。 …と、言っても、実はそれほど不思議なこと、突然のことでもありませんでした。機を、「よし! 今日だ、行けー!」とでもいう姿なき声にビビッとくる時を、待つばかりだったからです。
この時、『群青の湖』(芝木好子著)を読み終えていました。その読後感が無性に気持ちを長命寺に向けたのだと思います。
主人公・瑞子(みずこ)が嫁いだ近江八幡の旧家には、病床につく義兄の玲がいました。重篤で家を離れ、湖が見たくて長命寺で療養していたのでした。気むずかしくなった彼を見舞い、言葉を交わす中で、病人が日々見つめる夕暮れの琵琶湖に一瞬にして訪れる闇のすごさを教えられたのです。玲との別れは、このあと続く長い物語に、鎮魂と言った形で群青の湖に深く影を落としているように思うのですが…。
そんな長命寺、訪ねてみたくてたまらなくなっていたのでした。ふくらはぎが痛くて痛くて、歩行困難になったことは4日にお話ししました。
先日は、湖北の飯浦の地から長命寺山の山容までもがうっすらと認められたのでした。感動続きのような5月です。
この5月初め、私はやっとのことで滋賀県近江八幡市長命寺町にある長命寺を訪れることができました。
琵琶湖に突き出た長命寺山にある西国三十三所第三十一番札所は、808段の階段で有名です。101段を残して、途中まで車で行くこともできます。長命寺のすぐ近くを何度も車で走っているのに、長い階段を上った山の上にあるということが、ずっと参拝への意欲を失わせていました。
それなのに、どういうわけか、「よし、行ってみよう!」と思い立つやすぐに腰を上げたのですから、あら不思議。 …と、言っても、実はそれほど不思議なこと、突然のことでもありませんでした。機を、「よし! 今日だ、行けー!」とでもいう姿なき声にビビッとくる時を、待つばかりだったからです。
この時、『群青の湖』(芝木好子著)を読み終えていました。その読後感が無性に気持ちを長命寺に向けたのだと思います。
主人公・瑞子(みずこ)が嫁いだ近江八幡の旧家には、病床につく義兄の玲がいました。重篤で家を離れ、湖が見たくて長命寺で療養していたのでした。気むずかしくなった彼を見舞い、言葉を交わす中で、病人が日々見つめる夕暮れの琵琶湖に一瞬にして訪れる闇のすごさを教えられたのです。玲との別れは、このあと続く長い物語に、鎮魂と言った形で群青の湖に深く影を落としているように思うのですが…。
そんな長命寺、訪ねてみたくてたまらなくなっていたのでした。ふくらはぎが痛くて痛くて、歩行困難になったことは4日にお話ししました。
先日は、湖北の飯浦の地から長命寺山の山容までもがうっすらと認められたのでした。感動続きのような5月です。
荘厳な趣さえある長い石段を登って見事な三重の塔のある深い森の中の寺なんですね。琵琶湖の眺めも美しいです。
写真を繰り返し眺めながらKeiさんの思いを楽しませて頂きました。画面いっぱいの大きな写真は臨場感があって心をうちます。
思い立ったら即実行。
大変な思いの石段でしたが、その長命寺のおわす山容を、改めて遠くから眺めやり、新たな灌漑にふける今回の奥琵琶湖ウオーク。
何もかも関連して、思いはどんどん膨らんでくるようですね。
多くの武将達が競って目指した京の都。
その都を拠点に、幅広い歴史や物語の地をその足で散策されるkeiさん。
うらやましいですね~。
穴太衆と言う集団が近江の地にあったことで、延暦寺・安土城跡はじめこの長命寺でも、
美しさと共に城塞的な造りを感じさせる寺の構えです。
それでいて美しい屋根の曲線美、撮影スポットだというので、鐘楼に上って撮ってみました。
長命寺はこの物語の序章のような部分ででてきますが、湖北・菅浦の地に主人公は一度命を捨てようとしました。
菅浦は黄泉路への入り口?だと…。
救われた命、染織物の世界に心を傾けます。神秘な色を織りあげようと…。
夢中で読みました。菅浦の地へ、ツアーで参加してみたいのです。
行きなり上り出しまして、「あれっ?? 足が重い?、しもた!」と思ったのですが、勢いで登りました808段でした。
これまたかなりきつかったです。その分思い出に残りますね。
琵琶湖畔に繰り広げられた歴史の跡地への興味、万葉集に歌われ、現代の文学作品に描かれる琵琶湖等々、
興味は尽きません。
普段川しか見ないせいか、大きな湖の広がりは何とも言えず爽快です。
長命寺の写真は少なくて残念です。同じ階段を登り参拝した事はご縁を感じます。
琵琶湖に虹が掛かったのです。水の上に掛かる虹は珍しいと聞き、思いが有ったので胸が躍りました。
西国は12寺のみで空白があります。もう無理かな~と・・・
。
寺社の石段はつきものですが、808段!大変です。
物語や歴史を辿って、感じて旅するのは楽しいですね。私は大好きです。
残念ながらKeiさんのようにすぐには行動にうつせませんが。
あの石段、かなりきついものでしたね(笑)
この雨のおかげ? 琵琶湖に虹とは素敵な思い出も重なりましたのですね。
琵琶湖の周辺にも見どころ多い「巡礼の旅」ができそうです。
湖北は観音の里。湖東三山(西明寺、金剛輪寺、百済寺)行かれましたか? 由緒も紅葉も見事ですが、人出も多いので、どうでしょうね。
まだまだお楽しみになれます。
人が登りやすい高さは16センチだとラジオで言っていましたが、なんとも大変な石段でした。
木の根もとに大きな筍がニョキニョキ生えていたり、シャカの花が群生しているのを見ながらでした。
この日はお天気もよく、睡眠も十分、さっと腰が上がりました。
白洲正子さんの『かくれ里』に菅浦の随筆がありますが、
なんとかその地を歩いてみたいという思いでいっぱいです。
計画も楽しみの内ですよね。