誰も書かない「ハリウッド・ハワイ・米国」の本音トーク

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カマアイナ料金 / "Kama'aina"

2009-04-16 | ハワイ事情
                                

[ハワイ事情]

ハワイにはカマアイナ(Kama'aina) 料金というのがある。ラーメン屋に入って分かったのだが、食べ終わってから支払おうとしたら、ハワイの住民であるというIDがあったら15~20%引きになると言われた。「カマアイナ」とはポリネシア・ハワイ語で「土地っ子(Native Hawaiian) 」という意味で、ワイキキ近辺のレストランの料金や水族館などの公的施設の入場料が安くなる。また、ホテルによって割引価格は違う(最低5%~最高37%)のでチェックインする前に調べていた方がよい。

カマアイナの恩恵を受けるにはハワイの自動車「運転免許証」か、ハワイ州の「住民IDカード」のいづれかが必要となる。運転免許証は取得するのにちょっと時間がかかりそうなので、"State ID" を取ることにした。

ホノルル日本総領事館には全く興味はなかったのだが、このIDをどういう風に手に入れるかが分からなかったので散歩がてらに覗いてみた。総領事館の受付で日本語で書かれたハワイの資料があったので全部もらってきた。ID発行場所が、観光スポットのカメハメハ大王像の隣の州政府ビル(写真)だと分かったので行ってみたら、パスポート、ソーシャル・セキュリティ・カード(Social Security Card)  【前述のブログ参照:『ソーシャル・セキュリティ・ナンバー(SSN) 』(2009・4・12)】 などと、手数料15ドル(1500円)が必要だというので出直すことにした。

3日後に申請に行ったら、まあ何と30人くらいの外国人が先に並んでいた。ギリシア語なのかポルトガル語なのか、それともポリネシア語なのか良く分からないが、色々な言葉が飛び交う部屋で約2時間待った。やっと順番が回ってきた。長年、アメリカ総領事館に勤めていてアメリカ人の「アバウト」さ、おおざっぱさには慣れてはいたが、そこの係官の人達には閉口した。

2人とも50代の気さくな女性ではあった。最初の係官に申請書類を出したら手書きで何かの追加項目に記載をし、それが間違ったらしく、くしゃくしゃに訂正した紙を戻してよこした。次の人に、パスポートなどを渡したら、後からSSNカードだけが戻ってこない。そのことを伝えたら、すでに自分に返したとイイハル。(笑ってしまうので、ここでは京都弁で!)

一瞬顔が青くなった。だって再発行の手続は面倒くさいし時間がかかるのだ。ーー何のことはない。色々探しまわったら、その女性のイスの下の奥に落ちているではないか!何も謝らない。でも、ここで怒ってはいけない、ここは米国である。作り笑いをしながら、"Thank you very much" と言ってIDを受け取り建物を出た。ヤレヤレ。YS

      

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