誰も書かない「ハリウッド・ハワイ・米国」の本音トーク

Information about Hollywood, Hawaii and the U.S. 

原爆・原子爆弾(Atomic Bomb)

2015-08-11 | 歴史




毎年、8月になると戦争の悲惨さ、広島と長崎の原爆の恐ろしさがクローズアップされる。自分としては仕事で30数年間、3~4ヶ月毎に広島を訪問し必ず平和公園内の平和記念資料館を丹念に見学する機会があったので、「団塊の世代 (the baby-boom generation)」で戦争体験もないのに人一倍「戦争は最も卑劣で人類が絶対におかしてはならない行為」との思いが強い。

アメリカにはいまだ原爆投下を正当化 (justification) する人が過半数以上いて、その理由として挙げるのが日本の「真珠湾奇襲攻撃 (Attach on Pearl Harbor)」(宣戦布告1時間前 one hour before the declaration of war)に対する報復 ("Remember Pearl Harbor")と戦争終結のための手段が主なことがらになっている。

2004年の5月に大阪市議会の議員6名と共に、姉妹都市であるイリノイ州シカゴ市を視察研修する機会があった。シカゴ大学(University of Chicago) の教授との懇談後、キャンパスの一角にある小さな部屋を外からみせてもらった。「マンハッタン計画(the Manhattan Project)」すなわち第二次世界大戦の米国の原爆開発・製造計画がその研究室で多くの科学者によって遂行された場所であった。何とも言えない怖い気持ちになった。

同じ年の7月には大阪府会議員11名とハワイ州ホノルル市で視察研修を行った。米海軍基地訪問の際【参考ブログ『パールハーバーとUSSアリゾナ記念館』】、今度はそこから早く退散したい気持ちになった。

広島に投下された「リトルボーイ(Little Boy)」はウラン爆弾(uranium bomb; ガン式 a gun-type fission weapon) で長崎の「ファットマン(Fat Man)」のプルトニウム爆弾(plutonium bomb; 爆縮式 an implosion-type weapon) とは異なるので2つの原爆を実験的に遂行した感が強い。ポール・ニューマン(Paul Newman 1925~2008) 主演映画、『Fat Man and Little Boy (日本題名=シャドー・メーカーズ)』(1989年パラマウント映画)を観るとその辺のやり取りがわかる。

「平和の抑止力」としての軍隊の「強固」には大賛成だが、戦争を誘発するような軍隊・「法」は我々はいらない。今の政権に強く要望する。■YS

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