良く晴れて暖かな長野です。まるで春のような気がしてしまいます。暦の上では明日が節分、明後日が立春ですから、春に向かっていることは間違いないのですが。
気候変動は気になりますが、散歩日和ですので出かけて来ました。善光寺七池巡りの続き、残りの三池を巡ることにしました。善光寺に向かいます。
今日は日曜日ですので、善光寺には、結構多くの参拝客の姿がありました。山門には「節分会」の額が飾られていました。明日の節分会には、多くの参拝客が訪れるのではないでしょうか。
本堂でお参りを済ませ、七池の一つ「阿闍梨池」のある本覚院に向かいました。善光寺に向かう仲見世の一本左の小路に在ります。この小路は初めて歩く通りです。
阿闍梨池は、門を入った右奥に在りました。阿闍梨池には竜神が住んでいて、静岡県の「桜ケ池」と地下水脈で繋がっているのだそうです。
次の「狐ケ池」に向かって歩き出して直ぐ、左手の小路の角に小さな神社が在りました。「弥栄神社(やさか)」でした。
弥栄神社は、源頼朝が善光寺参拝の際、京都の八坂神社を勧請したと謂われています。小さな神社ですが、七月に行われる例祭の「祇園祭」は、古くは「日本三大祇園祭」の一つであったようです。今でも「お囃子」を乗せた「屋台巡行」が行われます。
私も、初めてこの場所に在ることを知りました。
「狐ケ池」は諏訪神社と言う神社に在ります。地図で場所を確かめて歩きましたが、結構な坂道を上ることに。途中から長野市街や志賀方面の山が良く見えました。
往生地公園がありましたので立ち寄ってみました。道路から少し高い所に在りますので市街も良く見えます。桜も奇麗な場所だと思いました。
ここで地図を確認すればよかったのですが、更に坂道が急になって来てから「これは間違っている」と気付きました。展望台のようになっている場所があったので、景色を眺めた後、来た道を引き返しました。眺めが良かったので、「結果オーライ!」ではありましたが。
往生地公園の前まで下がった所に、下に降りる石段を見つけました。
有難いことに諏訪神社の前に出る道に繋がっていました。諏訪神社の手前に「獅子巌稲荷社」がありました。起源は分かりませんが、地域親しまれている神社で、枝垂桜が奇麗な所のようです。
諏訪神社に向かいます。ここも脇道を入っていくのですが、細い道ですのでうっかりすると通り過ぎてしまうほどでした。「狐ケ池」は、鳥居の左横に在りました。「諏訪池」とも呼ばれ、日照りの時でも水が枯れることはなく、今でも水が湧き出ているとのことです。この付近の地名の「狐池」も、この池に由来しているようです。
最後の池「来間池(くるま)」に向かいます。地図を見てもはっきりしなかったので、自分の勘に頼って歩いたところそれが的中。池の直ぐ横に出る道でした。
来間池は、今はそれを示す「塚」があるだけですが、かつては奇麗な水が湧き出る池で、蛍も飛び交っていたようです。塚の前のマンホールの下には水が湧き出ていて、防火用水として使われているようでした。
来間池の前の道は、善光寺の仁王門に通じる道でしたので、この道から池を巡った方が分かりやすかったのではと思いました。
今日の散歩は初めて歩いた道や場所でしたので、久し振りに面白い散歩になりました。
今日の歩数は、10,958歩。散歩には嬉しい気候だったのですが。