最近ようやく梅雨らしいお天気になってまいりましたが、昨日は雨が上がっていたので、北山 中川の観光スポットを回ってきました。
最初は中川八幡宮。
境内にある、北山杉の母樹と言われる樹齢約500年のシロスギの大木。先日、BS日テレ番組「森人」でも紹介されました。二度の災火にも焼かれず、数百年の時を経た木。やはり何か “気(木だけに(^^;)”を感じます。
根だってホラ、まるで大蛇のようで、この杉の生命力を感じます。
北山丸太の加工や乾燥、保管に使われる倉庫群、とても良い雰囲気です。
この場所は映画やドラマにもなった川端康成原作「古都」のロケに何回も使われ、また京都市により「京都を彩る建物や庭園」にも選定されています。
『京都市文化観光資源保護財団』http://www.kyobunka.or.jp/tradition/part_04/
でも取り上げられていて、文化的景観の指定にむけての検討が進められています。
菩提の滝へ行く途中の自然林。何だか気持ち良かったのでシャッターを切りました。
以前行った『大台ケ原』の木々の煌めきに似たものを感じました。
昨年の水害の爪痕が今なお道をさえぎりますが、
なんとか「菩提の滝」にたどり着きました。
この川底の砂で丸太を磨いたのが北山磨き丸太の始まりということです。
お不動さんには水害の影響はなさそうでした。
中川集落の東側中腹にある、現在の天皇陛下もご覧になられたという樹齢400年超の台杉、これはやはり必見です(゜o゜)
そして台杉のすぐそばに、秋明菊など「花の寺」として知られる宗蓮寺、草木に囲まれた山寺で、まるで洒落た別荘式料亭のような雰囲気でした。
中川地区最古の「北山型」古民家、上田家住宅。丸太乾燥倉庫群や宗蓮寺と共に「京都を彩る建物や庭園」に選定されており、文化的価値が認められています。
162号線をもう少し北に行った小野郷にある古民家も立派ですが、建築様式が違うようです。
藤の豆がぶら下がっていました。以前に見たテレビでは、雪国(山形?新潟?)の人は食べるとのこと・・・
調べると毒の成分もあるようですが、少しなら大丈夫のよう。どんな味がするんだろう(゜.゜)
高台から見た中川の集落です。
北山杉の里、中川。 北山杉・北山丸太の育成や生産の歴史に触れ、感じられるスポットや、この里に地域の人とともに永く在り続けてきた社寺や建物など・・・。
これらの場所は、はじめてここを訪れる方に、きっと新鮮さと感動を与えることと思います。観光を通じて林業振興につなげていく事も必要では・・という思いを深くした1日でした。
また、時間があれば他の場所もぜひご紹介したいと思います。
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