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食品廃棄 (ひげ親父)
2009-05-10 09:34:00
少しバタバタしていてブログを拝見するのが遅れてしまいコメントが遅れてしまいましたが、食品廃棄については本当にもったいない話だと思います。
実は、当店が13時以降ご飯のお替りを自由にして、小さい茶碗で一杯目を提供、後はセルフサービスでよそっていただいているのはご飯の廃棄を減らしたいという思惑もあるのです。開業当初は食べきれない程、自らお替りをして残してひげ親父から指導されるお客様もいたのですが、今ではそんな現象もほとんどなく当店の食品廃棄は同業他社に比べて極めて少ないと自負しております。
食品廃棄の量についてはよく報道されているのですがどうしても日本の廃棄があのように多いというのは信じられません。この統計は国際的な基準をもとにされているのかどうかいつも疑問に思います。例えば魚などは内臓を食べることも少ないですし、刺身の状態にするには多分刺身の重量の倍以上の頭部、骨、皮、内臓などを廃棄していると思うのですが刺身を食べる日本人の廃棄が多いなんていうことも関係しているのでしょうか?もちろん、デパ地下やコンビニ、パーティでの廃棄などの量は自分の想像をケタはずれに上回るのだろうと思いますが...。
ちなみに、当店でのお皿の上での廃棄物に関してはその人の育った環境が推し量られて非常に興味深いです。自分のように残さず食べるのがいい子と言われて育っただろう人、無理に食べずに残しなさいと言われただろう人、お店の人に言って食べれる量にしてもらいなさいと教わった人。同じ残すのでも一か所にきれいにまとめて残し、さらに退店時に食べきれなかったことを誤って行かれる方、食べ散らかすという表現が浮かんでしまうような食べ方の方、本当に様々です。そして、そのことにはお国柄も密接に関係しているようです。
私の感覚では少なくても消費者レベルでの食品廃棄というのは国際的に観ても少ないように思えてなりません。例えば、牛一頭加工した時にでる骨などは食品ではないとして食品廃棄物としてカウントしない国があったり骨も食品としてカウントする国があったり、デリでの食品廃棄はカウントしてなかったりなんかそんなとんでもないカラクリがありそうな気がするのは私だけでしょうか?
まあ、ともあれ、もったいないを実践することはいいことだと思いますしこれからも実践していきたいです。でも、これ以上の肥満は避けたい、避けなければならない、これがむずかしい処ですね。
 
 
 
ひげ親父様、最高のコメントありがとうございました! (kyotonC)
2009-05-10 11:40:52
ひげ親父様

2005年9月にこのブログを始めましたが、ひげ親父様の今回のコメントが最高です。

ありがとうございました!

未だ面識を得ませんのに、たいへん貴重なメッセージをいただき、恐縮しております。

東京経済大学の正門前にあります『竹茂食堂』の堂主様からのメッセージは、当事者発信のメッセージとして、説得力があります。

おっしゃる通り、食品廃棄に関する国際比較データは十分に気をつけなければなりませんね。

<廃棄>の定義が、国によって異なっている現状では比較も難しいですね。

また、食べ残し方に違いがあることを社会学的に分析されていて、とても興味深いです。

消費者レベルの食品廃棄、外食産業での食品廃棄、食品製造産業での食品廃棄を峻別しながら、この<食品廃棄>問題を考えていきたいと思います。

これからもどうぞ宜しくお願いいたします。
 
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