オーストラリア ヒロシのリタイヤ日記

1994年からメルボルン在住のヒロシです。留学後に現地で就職、国際結婚、2020年、55歳からリタイヤ生活。

フランスで加藤ローサが差別を受けたという記事

2024年12月01日 19時28分00秒 | 海外移住
今朝は5時頃に目が覚めましたが、、、6時半頃に寝床から起きて朝食。妻が起きたら散歩に行こうと思って待っていると、、、9時ごろにようやく妻が寝室から出て来ました。
妻が朝食を食べ終わiって、鶏に餌をやった後、一緒に散歩に出発しました。いつもの様に妻は近くにあるゴルフ場でテイクアウトのコーヒーを買って昼前に帰宅。
散歩をする前にヤフーニュースを読んでいて、気になった記事が女優の加藤ローサが、フランスに住んでいた時に露骨な差別にあったという記事です。そして、その記事のコメントが異常に多くて3千個以上ありました。

コメント欄には日本人が海外に行って感じた人種差別の経験が沢山書かれていて、こんなコメントを読んだら、ヨーロッパ、特にフランスに旅行したいと思う人はいなくなるのではないか?と心配した程です。

誰だって、何十万、或いは百万円以上使ってヨーロッパへ旅行に行って、不愉快な思いなんてししたくないですよね?僕だったら、もしタダでヨーロッパ旅行が出来たとしても、そんな不愉快な思いはしたくないです。

それと同時に、、、オーストラリアを移住先に選んだ僕は何と運が良かったのだろうと思いました。
僕はアメリカの大学に行っていたことがありますし、オーストラリアのメルボルンに30年くらい住んでいますが、まだヨーロッパには行ったことがありません。
なので、比較することは出来ませんが、メルボルンやシドニーなどの大都市は世界中からの移民、特に最近では中国人やインド人が多くいます。場所によっては、住人の半分以上が非白人、特にアジア人という地域も多いですから、メルボルンではアジア人に対する差別はあまり考えられないです。
学校でも生徒の以上が非白人というのは普通ですから、そういう環境で育った子供達は、人種が違っても仲良くしようという風になるのだと思います。

ただ、オーストラリアでも田舎に行くと、白人が殆どになってしまい、内陸部ではアボリジナル(原住民)が殆ど、という地域があります。そういう地域で育った人達は、非白人の移民に対しては優越感や違和感を持つのかも知れません。

オーストラリア社会の縮図とも言えるボートクラブについても考えさせられたので、書いてみようと思います。
去年、僕が入会したドラゴンボートクラブの会員は百人以上いるのですが、殆どの会員が白人で、アジア系は2人、インド系が3人、太平洋諸島の人が1人、ニュージーランドのマオリ族が2人ぐらいですから、非白人は10人に満たないです。
でも、幸いなことに、日本人の僕でもボートクラブの今年の新人賞を貰えたのですから、、、差別は全くないと感じています。

このボートクラブで、もう一人のアジア人である中国人の男性Aさんは、オーストラリアに移民して10年くらいだそうです。僕より前にボートクラブに入会したそうですが、土曜日にあるボートの練習の後のコーヒータイムには一度も参加しないで、いつも直ぐに帰ってしまいます。それで、ボートクラブにはあまり友達がいないのです。ただ運動をするだけの為にボートクラブに来ても楽しいのかな?と思うのです。

Aさんはゴルフが好きらしくて、週末には他の中国人の友達と一緒にゴルフをするそうですが、、、折角ゴルフクラブやボートクラブに入っているのなら、オーストラリア人と友達になる機会が沢山あるのに、、、自らその機会を逃しているのでは?と残念に思ってしまいます。

ボートクラブの人達は、「Aさんは私達と喋りたくないのかな、、、。」と思ってしまい、Aさんに声を掛ける人はあまりいませんから、Aさんは、「自分はここで差別されている。特に白人の人達は誰も僕に話しかけてくれない。」と勝手に思い込んでしまい、ボートクラブの練習があまり楽しめないのでは?と心配してしまいます。

なので、Aさんは、クラブの人達と積極的に話して友達を作れば、誤解をなくし、差別をされたと感じる事を無くすことが出来ると思います。勿論、その為には現地の言葉を話せることも大切ですが、それと同じように大切なのが、コミュニケーションしようとする態度だと思うのです。

コミュニケーション(お喋り)すれば、自然に言葉は上手になりますし、、、上手になれば、楽しいのでもっとお喋りしたくなるという好循環が生まれます。
逆に、、コミュニケーションしようとしなければ、言葉は上手になりませんから、言葉が下手なままで、だから積極的になれず、いつまで経ってもお喋りが出来ないという悪循環が続いてしまいます。

つまり、移民先で現地の人達と友達になって楽しく暮らせるか、それとも同じ国から来た人達だけでつるんで「俺はオーストラリア人に差別されている。」と勝手に思い込んで卑屈に生きるかは、その人次第だと思うのです。

これは、オーストラリアに限らず、フランスや他の国でも、日本でも同じだと思うのです。

それでは、明日も、このブログでお会いしましょう。


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