欲しい物で溢れていた幼少時代

選べず、終いには泣きじゃくる私に
弟1号が言う

「ねえちゃん、
選べないなら誕生日(←年明けすぐ)に
買って貰って
」

「サンタさんには、ねえちゃんの分
オレの分頼んで
」





純粋な私は
何て頭の良い優しい弟なんだと感激し、同意

その後、酷く後悔した後
(一応、両親はプレゼントを用意してくれた
)

誕生日は決まって堂々巡りだった

自分が欲しい物を選べなかった過去
息子の
「えー
どうしよっかな😞」も、

きっと私の幼少時代と同じなんだろうと
思っていた

「何と何で迷ってるの?」
「違うの
何も欲しくないから困ってるの」


👨「聞かれても分からない」
👨「だって欲しいものないし」
…欲しくないだと?
子供つーのは欲しがるもんだぜ?
欲しがり屋なんだぜ?
息子の発言には驚かされる


「要らないって事?」
「だってオモチャじゃん」
そう!オモチャだよ!オモチャ!
要らないのかいッ?


そんなんで
先月からのやり取りのかいあって
「あぁ!じゃあコマで良い!」
との返事を貰えた


「…コマ?
コマ?ベーゴマ?
ママ無理
回せない
」


「違うよ
ベイブレードの
」



「それで良い
」

それで良い…だぁ?

"それが"ではなく"それで"?


「だって
オモチャはオモチャ屋行けば遊べるでしょ?
だから遊びたくなったら
ママ連れてって
」


はぁー…我が子ながら驚き

腰抜けそう


物欲ないなぁ
食欲ならあるのにね


欲しくて欲しくて駄々っ子だった私
欲しくて欲しくて泣きじゃくっていた私
「買ってあげる
」なんて言われたら

飛び上がるほど喜んでいた幼少時代


その姿、息子に見せたい

ドラえもーん
