風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

楽書き雑記「60年前の習字から70の手習い画まで=昭和30年卒の名古屋・戸田小学校同窓会の作品展」





「〇〇ちゃん、あのころもすごい字を書いていたのだね」

「僕はいま、高年者大学(名古屋市鯱城学園)で絵を習っているよ」
ファーストネームで呼び合う会話で盛り上がります。
昭和30年(1955年)に、名古屋・中川区の市立戸田小学校を卒業した同窓生たちの作品展。ほぼ同年配という興味もあって、会場の名古屋市民ギャラリーで拝見してきました。5月1日(日)まで。

戸田小学校は、開校が明治5年(1872年)という歴史のある学校。今回の作品展をした生徒は終戦から4年たった昭和24年(1949)に入学、昭和30年に卒業生しました。約80人だったそうです。

今回の作品展は、3年ほど前に約20人が古希を記念して出かけた温泉旅行の宴席で、趣味などの話で盛り上がり「やってみようじゃないか」となったそうです。
「まさに酒の勢いでした。作品は2、3人からしか出ないだろうな、と思っていたのですが・・・」

出品したのは11人。水彩画や手芸、伊勢型紙、写真・・・。干支を描いた年賀、初孫が生まれた15年前に家族みんなを描いたという油絵もあります。
2人の女性からは「5年生の時に書いたのだけど」と習字が出品されました。戸田小一帯は伊勢湾台風の高潮で冠水するなどしたものの、難を逃れた作品だそうです。
ここにも掲載しましたが、それにしても見事な字ですね。

次は喜寿展とか・・・と水を向けると、「そのためには元気でいることですね」。
そうです。お互いに、がんばりましょう。



         

    

  
展示会場も同窓会のようです








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