株式会社囲碁将棋チャンネルが2021年に創設した「第1期 新銀河戦」が開催されています。
2022年3月5日(土)から「囲碁将棋プレミアム」で配信されています。有料配信です。
[特徴]
- 持ち時間各1分、1手指すごとに10秒加算のフィッシャー方式。
- 選抜棋士32名によるトーナメント戦。
- 決勝戦は三番勝負。
藤井聡太五冠が連覇した第1回、2回ABEMAトーナメントのレギュレーションを更に厳しくしたようなルールとなっております。
公式サイトのトーナメント表を見た感想は、
第一印象としては、
あざとい組み合わせ、
女流が多いな...。
継続性に疑義が生まれたのでございます。
選抜基準
[32名選抜基準]
2022-07-05現在
- 8枠:第28期銀河戦の決勝トーナメント進出者(第28期銀河戦決勝トーナメント)
- 13枠:過去の銀河戦優勝者(銀河戦 |棋戦|日本将棋連盟)
- 8枠:直近の女流タイトル戦優勝者及び挑戦者(将棋の女流タイトル在位者一覧 - Wikipedia)
- 3枠:囲碁・将棋チャンネル特別推薦者
女流棋士 | 対戦相手 |
山名ことみ 女流二段 | 杉本昌隆 八段 |
伊藤早絵 女流三段 | 広瀬章人 八段 |
西山朋佳 女流二冠 | 稲葉 陽 八段 |
清水市代 女流七段 | 渡辺 明 名人 |
室谷由紀 女流三段 | 羽生善治 九段 |
里見香奈 女流五冠 | 佐藤天彦 九段 |
加藤桃子 清麗 | 斎藤慎太郎八段 |
上田初美 女流四段 | 村山慈明 七段 |
選抜棋士が毎年固定される予感...?
過去の銀河戦優勝者はのべ29名。
羽生九段、渡辺名人など複数回優勝棋士をユニーク化すると16名。
この16名の枠は固定です。
前項の女流棋士枠8名も固定です。
合わせて、24名は毎年参加すると思われます。
残り8名は、第28期銀河戦の決勝トーナメント進出者から選抜されますが、決勝まで勝ち上がる棋士は過去の優勝者などほぼ固定されると思われるので、毎年同じような顔ぶれでトーナメントを戦うことになりそうです。
女流枠が多すぎる
女流棋士は、藤井五冠などと同列の棋士ではありません。
奨励会を経験してないまたは、規定の成績を残せず奨励会を退会になった棋士のうち、女性に限定して「女流プロ」を名乗ることができる制度です。アマチュア高段者の棋力と言われています。
実際のところ、女流棋士はアマチュア高段者と研究会をしています。
そんなレベルなのに、第1期新銀河戦では8枠も設定されています。
そして、初回対戦相手が渡辺名人、羽生九段などトップオブザトップとなっております。
フィッシャールールなので、間違って女流棋士を勝たせたい。という目論見が透けて見えます。
な~んか、失礼な感じがしますねー。
1回戦第2局(羽生九段vs室谷女流三段)
追記: 2022-07-05
心配していたことが...
対等に勝負するなんて無茶だよー。
以下の動画は期間限定かもです...
再生できたりできなかったり...
再生できたりできなかったり...
https://www.youtube.com/embed/JCN92ZJLoVY
まとめ
[第1期新銀河戦]
- 主催:株式会社囲碁将棋チャンネル
- 持ち時間各1分、1手指すごとに10秒加算のフィッシャー方式。
- 選抜棋士32名によるトーナメント戦。
- 決勝戦は三番勝負。
- 選抜基準を見る限り、銀河戦優勝経験者、女流タイトル戦優勝者と挑戦者など32枠のうち24枠は固定枠となる見込み。
- 毎年顔ぶれの変わらない棋戦となりそうな予感。
- 32枠に対して女流枠8名は多すぎ。
- すぐに飽きられそうな予感です。
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