彷徨う普代村民

普代村の一村民、
彷徨う村からの貧民の呻き声

柔道 海老沼V

2013年08月29日 | Weblog
世界柔道男子66キロ級で海老沼が決勝で勝利。雄たけびを上げた。

相手の反則ぎりぎりの技にもめげず一本。
すばらしい試合だったようだ。すべて一本勝ちというのも並みの人間ではできない。

 いつも気になるのは、勝った選手のガッツポーズ。
それに海老沼選手はプラス雄たけび。
むかし、山下選手がメダルを取ったころの様子とは少し違うような気もする。
柔道はいまや武道でなくスポーツになったからなのかも知れない。
別に海老沼選手に限った事ではないし、文句を言うわけではない。

 30年以上前に極真空手に憧れ、少しだけ池袋で真似事をしたことがある。
そのとき館長の大山ますたつの本を読み、その精神も学ぼうと思ったものだ。
相手に勝ったとき、ガッツポーズは禁止されていた。(自分は勝った事がないが)
田舎に帰って宮古支部の指導者も若かったがそれをわきまえていた。
また大山館長は負けた相手に気遣う精神的余裕と思いやりという意味で、
ガッツポーズなどは厳に戒めていた。
勝ってもおごらず、粛々と礼節を重んずる。カッコいいと思った。
良し悪しは別として相手の気持ちを思いやる行為であることは分かる。
武道の精神に詳しい訳ではないが、そういう精神を後輩に受け継いでいくものだと思う。

空手は武道であり、勝ち負けよりも精神的なものに重きを置いていたような気がする。
柔道もまた武道だが、空手よりも競技化が進んで武道の精神が薄れてきたのかも
知れない。

技術的なものだけで勝ち負けを競うというのであれば、K-1とかプライドのような
商業目的のものでいいような気がするのだが、ただの素人考えなのだろうか。

 
 その精神が薄れて原点を忘れているものは今は柔道界に限らない。

 松江市の「はだしのゲン」閉架も、原点を忘れた行為で情けない。
問題にすべきは、作者の書いた意図であって、いち描写を上げて云々することではない。
作者の体験に基づいた作品を、子どもに影響云々とは、子どもたちに人間としての営み、
現実を否定することになりはしないか?
松江市教育委員会の判断には大いに疑問を感じた。


(飛躍しすぎるが)議員、議会も原点を忘れないように心がけなければ・・と思う。
今の議会は疑問符だらけだ・・・

 8月11日に消防団として矢巾町の豪雨の被災支援に行ってきた。
団員のみなさんは皆、汗だくになり応援していました(8割が役場職員)。
ご苦労様でした。
団員以外で立場ある人があまり感心できない行動もあったようだ。
原点を忘れたお戯れか? ご放心か?

自分も先日、議員という立場を忘れて酔った勢いとは言え人様に罵声をあびせた。
しばらく禁酒ものだ。非常に恥じている。

一人ひとりが原点を再考するべき時代なんだべが? じゃじゃ・・


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