読書日記 嘉壽家堂 アネックス

読んだ本の感想を中心に、ひごろ思っていることをあれこれと綴っています。

弘法大師空海(上・中・下) ジョージ秋山 新人物文庫

2015-04-05 21:45:21 | 読んだ
年度末のバタバタに続いて、年度初めのソワソワがあって、なかなかブログを更新することができなかった。

昨日は、午後からテレビでスポーツ観戦をしていたのだった。

先ずは、女子バスケットの第16回Wリーグ・プレーオフ・ファイナル第2戦、JX-ENEOSサンフラワーズ対富士通レッドウェーブ。応援していた富士通が負けた。

プロ野球、楽天対ロッテは、エース則本で1対3。応援している(ファンクラブ会員でもある)楽天が負けた。

そして、女子バレーボールのプレミアリーグファイナルで 久光製薬スプリングス対NECレッドロケッツ。応援していた久光製薬が負けた。

今日は、私が所属している野球のリーグ戦の開幕。
昨日から準備万端整えていたのに、雨で中止。

女子バスケットは、最後の最後(残り5分50秒)で追いつかれ、そして逆転され、富士通が負けました。
プロ野球は、先制し逆転され逆転し逆転され逆転し、楽天が勝ちました。

というわけで、なんというか落ち着かない、そしてイライラする土日を過ごしていたのであります。

それで、ブログの更新も「なんだかなあ」という気持ちでいたのですが、21時を過ぎて「やっぱりやらなければ!」という気持ちになったのであります。


さて「弘法大師空海」であります。

司馬遼太郎著の「空海の風景」という小説がありますが、私はどうしても先に進むことができず、未了のまま本をしまっている状態である。
どうも、あの小説の空海は読み進めようという主人公としての魅力に欠けている、というのが私の感想であります。

なので、この際、漫画で入門して、それから再度チャレンジしようか、ということで、この本をネットで購入したのである。
つまり、空海の一生をとりあえず把握してから、という思いであった。

しかし、この漫画は一生を描いてはいない。
生まれてから京に上り、僧になり、遊仙という人物から「虚空蔵求聞持法(こくうぞうぐもんじほう)」というのを授けられるところまでであり、唐に渡り帰国して・・・というところはないのである。

だから、私の「狙い」は見事に外されたのである。
更に、なんだか難しい。
漫画、だからもう少しわかりやすいのではないか、と思っていたのであるが、やっぱり、そもそもが難しいので、それを簡単に表現するのは大変なのである。

人はなぜ生きるのか?
どう生きるべきなのか?
幸福とはどういうことなのか?

といった根源的なものを突き詰めていくと、やっぱり難しい。

そして、こう生きていったらどうなのか、ということを思いついたとしても、人間が本来持っている「欲」をどう制御するのか、という問題にぶち当たる。

いい言葉の部分には付箋をはってみたものの、なかなかどうして、というか、やっぱり難しい。

というわけで、一回はさらっと流して読んでみたのである。

また、読みたい、と思った時が勝負、なのだと思う。

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