毎朝、 窓辺をのぞくと、 まるでジョージア・オキーフのような絵が私を楽しませてくれます。
ベランダのカラーが今年も咲いてくれて、曇り空の多いこの季節でも、
お水が大好きなこの花は、 やわらかい薄緑の葉と、なんともいえない形状の花の姿が
心にお水を、気持ちにほっと、安らぎを与えてくれます。
、、、でも、、
TVでニュースを見たりすると、とてもいたたまれない気持ちになるのが嫌ですね。。
人間は、
たった500gの赤ちゃんが、大きな手術を乗り越えたり、
何十センチも縫う傷を、 いくつも身体に受けたりしても尚、 再び生きようとする力があるのに、
たった一瞬の出来事でも、奪われてしまう命もあるなんて、、 なんて儚い。なんて脆い。
それだからこそ、 ほんとうに大事にしなくてはならないのに、、。
***
悲しい話はよしましょうね。
少し前から気になっていた本を見つけてきました。
『プルーストと身体―「失われた時を求めて」における病・性愛・飛翔』
(吉田城 著/吉川一義 編/ 白水社 2008年2月)
20年以上も透析を続けながらお仕事をなさっていたという吉田城先生の遺稿集です。
プルーストと、『失われた時を求めて』の中の、「病」や「身体」への考察も、とても興味深いものでしたが、 「読みたい!」と思った理由が、 プルーストと、「バレエ・リュス」との関係が書かれている、、とあったから。。
「バレエ・リュス」と言えば、昨年、庭園美術館で見て感激したこと、ニジンスキーの美しさのこと、、 こちらに書きましたね(>>)
私が、プルーストを余りに知らな過ぎるのもあるんですけど、『失われた時を求めて』にバレエ・リュスや、ニジンスキーの事が書かれていたとはつゆ知らず、、、 10年ほど前にプルーストをちょびっと齧った頃には、バレエ・リュスの方を知らなかったし、、
これを読んだら、バレエ・リュスの1910年代と、プルーストの時代が、自分の中でふわ~~~~っと重なっていくのが感じられました。なんだか、今まで、プルーストが19世紀末みたいに思えていて、逆にバレエ・リュスは、ロシア・アバンギャルドに通じる感覚で、全然ズレていたのに。。。 こういう、文学作品と、時代文化や芸術の背景が頭の中で重なり合うのはとっても重要です。 やっと『失われた時・・・』が、身近になってきた感じです。
本当はゆっくりプルーストを読んでいる場合じゃないんだけど、、 いい本見つけたので、旧知の先輩に教えてあげよう、っと思っていまする。
ベランダのカラーが今年も咲いてくれて、曇り空の多いこの季節でも、
お水が大好きなこの花は、 やわらかい薄緑の葉と、なんともいえない形状の花の姿が
心にお水を、気持ちにほっと、安らぎを与えてくれます。
、、、でも、、
TVでニュースを見たりすると、とてもいたたまれない気持ちになるのが嫌ですね。。
人間は、
たった500gの赤ちゃんが、大きな手術を乗り越えたり、
何十センチも縫う傷を、 いくつも身体に受けたりしても尚、 再び生きようとする力があるのに、
たった一瞬の出来事でも、奪われてしまう命もあるなんて、、 なんて儚い。なんて脆い。
それだからこそ、 ほんとうに大事にしなくてはならないのに、、。
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悲しい話はよしましょうね。
少し前から気になっていた本を見つけてきました。
『プルーストと身体―「失われた時を求めて」における病・性愛・飛翔』
(吉田城 著/吉川一義 編/ 白水社 2008年2月)
20年以上も透析を続けながらお仕事をなさっていたという吉田城先生の遺稿集です。
プルーストと、『失われた時を求めて』の中の、「病」や「身体」への考察も、とても興味深いものでしたが、 「読みたい!」と思った理由が、 プルーストと、「バレエ・リュス」との関係が書かれている、、とあったから。。
「バレエ・リュス」と言えば、昨年、庭園美術館で見て感激したこと、ニジンスキーの美しさのこと、、 こちらに書きましたね(>>)
私が、プルーストを余りに知らな過ぎるのもあるんですけど、『失われた時を求めて』にバレエ・リュスや、ニジンスキーの事が書かれていたとはつゆ知らず、、、 10年ほど前にプルーストをちょびっと齧った頃には、バレエ・リュスの方を知らなかったし、、
これを読んだら、バレエ・リュスの1910年代と、プルーストの時代が、自分の中でふわ~~~~っと重なっていくのが感じられました。なんだか、今まで、プルーストが19世紀末みたいに思えていて、逆にバレエ・リュスは、ロシア・アバンギャルドに通じる感覚で、全然ズレていたのに。。。 こういう、文学作品と、時代文化や芸術の背景が頭の中で重なり合うのはとっても重要です。 やっと『失われた時・・・』が、身近になってきた感じです。
本当はゆっくりプルーストを読んでいる場合じゃないんだけど、、 いい本見つけたので、旧知の先輩に教えてあげよう、っと思っていまする。