星のひとかけ

文学、音楽、アート、、etc.
好きなもののこと すこしずつ…

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2024-09-24 | MUSICにまつわるあれこれ
お彼岸が過ぎて… ようやく暑さから解放されました。 長かった夏、でしたね。

なんとか今年も生き延びた~、、 という感じです。 こんなに夏が熱く長くなってしまって、 台風や豪雨の災害も毎年ひんぱんになって来て 心配になってしまいますし、、 これからは 何処で どう人々は暮らしていったら良いのか、、 ちゃんと考えて生きて行かなくてはと思います。。 個人でできることは限られているけれども…

それにしても、 夏が去っていったと思ったら 早くもハロウィンの写真がお友だちから送られてきました。 ハロウィンと聞くと 今年も はや年末へ向けてまっしぐら、、みたいな気持ちに…。。 いえ、そんな事は考えずに、 これからのいちばん素敵な 優しい季節を、 せいいっぱい楽しんでいきましょう。

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今月 ミューザで聴いたヴァイオリンの軽やかな透き通った音色、、 三百年前につくられた楽器の響きに影響されて、、 急に思い立って自分のギターの弦を張り替えました。

家の中で心置きなく弾けるよう、、 そして これからは指弾きで、 アルペジオで弾きたいと思って、、 なにしろ指が細すぎて 握力もそんなに無いので、 ずっと前から考えていた ナイロン弦を張ってみようと。。

先週の土曜日に、 汗かきながら弦交換して、 金属弦より柔らかいせいか チューニングがどんどん狂うのにびっくりしながら 何度も何度も音程合わせて、、
ひと晩たつと またびっくりするくらい音がズレてる… 笑

でも、 昔からずっとやってきたように、 音叉とハーモニクスでチューニングをするのだけど、 何度もハーモニクス音を出しているだけでなんだか愉しい。。 ギターの厚みを胸に抱えているだけで なんかしあわせ。。 そして、 なんと言ったらいいんだろ、、 木部の手触りとか、 堅さとか、 薄いトップ材の滑らかさとか、、 木を削って薄くして たわめて 貼り合わせて、 ネックをつけて、、

300年前のヴァイオリンもそうだけれど、、 1200年以上前からほぼ同じ構造の弦楽器をひとびとが創って 音楽を奏でて 歌をうたって、、 その楽器が今も 音が奏でられるような状態で法隆寺の宝物に残っていたりするのだから、、 ほんとうに木とひとびとの繋がりってすごいな、と思う。 ちなみに法隆寺宝物の琵琶は 紫檀=ローズウッド製だそう。。 エレギギターとも 私のアコースティックギターとも繋がっています…

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ナイロン弦。 どうしてもっと早く試してみなかったのだろうと悔やまれるくらい、 とっても伸びのある柔らかな響きで、 もしかしたらこのギターにはうまく合っているのかも、、 と。 ピックガードを貼っていないこのトップ板が優しく共鳴してくれるような気がする。。


今は ぽつぽつと「サムシング」を練習しています。





ポール・アダム著 『ヴァイオリン職人の探求と推理』創元推理文庫
 イタリアのヴォイオリン職人が事件の謎を解くシリーズ。 ストラディヴァリウスやパガニーニの大砲や、 楽器に関する蘊蓄がとっても豊かで面白いシリーズです。
 だれか『ギター職人の探求と推理』シリーズなるものを書いてくださらないかしら。。 


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やさしい音色とともに




素敵にゆたかな秋になりますように・・・



 
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