(この写真は2015年の使いまわしです。配置はいつもと違っていました。新しいプレハブのお堂ができていて、そこで読経の声がしていました。)
この土曜日に、四天王寺の古本市に出かけました!
四天王寺は母のお出かけフィールドでもあるので、三重から出ていく私と待ち合わせでもするのかなと誘ってみました。母も「ヒマ」を口にして、出ていきたい雰囲気はあったのですが、あれこれ悩んだ末に、「行かない」と決めたらしく、私一人で、雨が降りそうな中を会場へ飛び込んでいきました。
見つけた本を書いておきます。見つけた順番通りに!
1・高校生からのフロイト漫画講座 コリンヌ・マイエール作、アンヌ・シモン画、岸田秀さんの訳 いそっぷ社 2014
フロイトなんて、あまり興味はなかったのに、どうしたんだろう? 絵が細かくて気に入ったのかもしれません。ほんの少しだけ見てみましたが、フロイトさんの経歴からフロイトさんが伝えた内容がまとめてあるみたいです。岸田秀さんという人は、どこかで読んだことがあったかもしれないけど、何を読んだんだろう? 『ものぐさ精神分析』という著書もあるくらいだから、精神分析関連の文章を読んだのかもしれません。300円(定価1300円)
2・星を運ぶ舟 前田昌良 求龍堂 2011
どんな人なのか、全く知りません。背表紙が気になったわけでもないから、タイトルに目が行ったということでしょうか。取り出してみたら、オリジナルおもちゃ作品とことばというスタイルでした。今回の一番高いお買物でした。はたして読むのか、読まないのか。500円(定価1500円)
ネットで前田さんの作品の画像を借りてきました。こんなアーチストのようです。今はどんな活躍をされているのやら。この出会いを大事にしてフォローしていきたいです。
3・夏彦・七平の十八番(おはこ)づくし 中公文庫 2011
文庫の平積みコーナーを見てみることにしました。安くて、掘り出し物が見つかるかどうかですけど、そんなのが簡単に見つかるわけがありません。基本は、ドナルド・キーンさんの本と、干刈あがたさんの本と、他にあるかな。大抵は家にあるはずだし、簡単には目に入ってきません。目に入ることが大事なんでしょうか。
山本夏彦さんはコラムニスト、山本七平さんは著作家。お二人の対談ということで、簡単に読めるかなという判断でしょうか。いや、対談の中に何か見つかるかもしれないという、これも当て物的な選択だったかな。
4・夏彦の写真コラム傑作選 山本夏彦(1915~2002) 新潮文庫 2004
週刊新潮に「夏彦の写真コラム」というコーナーがあったそうです。そのコラムの1979~1991のバブルから崩壊へと向かう時期のコラムから、友人の藤原正彦さんが選んだものを文庫化したみたいです。ブックオフなんかだったら、絶対に買わない、手を出さない本ですけど、前の本を買うことにしてしまったら、「じゃあ、これも」と簡単に決めてしまった。コラムみたいな軽い読み物に目が行ったんですね。軽いテーマかもしれないけど、どんなことが書かれているのやら。読めるかどうか、これは危ないかも……。
5・草原の記 司馬遼太郎 新潮文庫 2004刊行→2007文庫化
1996年に亡くなった司馬遼太郎さんの作品を発掘して、2004年に本が生まれ、そんなのがあるのは知っていましたし、今もブックオフなんかにはあると思われます。そして、そういう時には絶対に買わないのに、平積みで、何となくホイホイという気分が生まれて、買ってしまった。活字が大きくて、それに惚れてしまいました。
6・雲のかお 武田康男 小学館文庫 1998
タイトルのとおりで、写真とコメントの本でした。わりとすぐに決めて買いました。即断即決。雨もパラパラで、もう帰らなきゃということでした。今見てみたら、たくさんの写真で、なかなかキレイでした。雲の勉強もしないといけないですね。