明日くらいから、姪っ子はお父さんの愛車を借りて旅に出ていくようです。お盆には帰ってくるみたいだから、その時にはぜひ会って、彼女にお祝いをしたいと思っています。
彼女は秋にはお母さんになるということでした。もうそんな時期なのか、彼女はいくつになったのか、調べたら分かるけれど、二十代半ばのはずです。バリバリ仕事をして、あちらこちら飛び回っていたから、旅の名人にはなったでしょうけど、今はお腹が大きいから、そんなに毎週出張というのはなくなったということでした。
彼女はなりたい仕事を見つけ、好きな人とも出会い、一緒に暮らしていたけれど、お子さんも生まれることだし、入籍もしたということだから、それはもう順調でたくましく生きているようです。
おじさんは何がしてあげられたのか? まあ、何もしてあげられてなくて、年一回お年玉をあげたのと、小さい頃にカゴシマを案内してあげたことと、それくらいでしょう。うちの家の歴史も少しは伝えたかなあ。でも、まあそれくらいのことしかできないものです。
彼女の好きな音楽も、バンド活動も、映像も、どれもこれも興味がなくて、おじさんは、ただ感心するばかりで、好きなようにやっていきなさいと思うばかりでした。
それはまるでウチの父と同じスタンスでした。父と同じように大したことはしてやれないけど、とにかく見守っているんだよ、というのをたまに伝えるだけです。年に何回か一緒にゴハン食べて、その成長に感心しているだけでした。
1・姪っ子はやがて母となる秋盛り
2・父と似たキャラの私は夏ばてる
3・和歌山へ旅する姪っ子夏の温泉
4・姪っ子の推しの動画のわからなさ
5・くそジジイ汗もかかずにしわがれる
6・姪っ子の広き背中や夏の夜