甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

白い紙に横棒を五つ

2021年08月02日 05時44分55秒 | 空を見上げて

 今日は私たちの結婚記念日でした。三十年はとっくに過ぎて、四十年には達してなくて、節目の記念日でないのは確かですけど、それなりの年月を過ごしてきました。

 知り合ってからは? まあ、四十年を越えてるわけかあ。五十年にはもう少し先ですけど、そこまで行けるかどうか……。

 いくら年数を経たって、今やってることがサッパリだから、あまり誇れるものではありません。とにかく、瞬間瞬間を一生懸命お互いを信頼し、おしゃべりし、助け合って生きていかなきゃいけないのですが、残念ながら、これもどうだかわかりません。私がチャランポランだから、しっかりした足取りではないです。

 理想と現実はいつも距離があって、その距離を生めるのが人間らしさなんだろうけど、私はその人間らしさも足りてなくて、ただ流されるままに、ゴハンを食べ、テレビをみて、散歩に出かけ、子どもの心配をして、親戚のことをたまに話したり、親たちのことを思い出しもし、庭の草むしりなんかをしている。

 今日なんて、ゴミを出さなきゃいけないから、家じゅうのゴミ箱をかき集め、「月曜なのに、こんだけしかゴミがない」と不思議がり、暑さに耐えて、あれこれと過ごすことでしょう。


 今朝は奥さんは散歩に出かけませんでした。たまたま昨日は眠れなかったそうです。私は、ふつうに寝られたから、ふつうに5時前には起きました。とんでもないオッサンです。またどこかで昼寝しようとか考えているんでしょう。

 そんなんではお仕事はつとまらないですね。下っ端のペーペーなのに、年寄り然とした生活スタイルでいいんだろうか。

 よくはないですね。もう少しグッスリ眠れたらいいんだけど、眠りが浅くていけないな。こんな風にしてどんどん年寄り化していくんだろうか。イヤだなあ。せいぜい若ぶりたいけれど、それも何だか嫌だしな。ああ、ワガママ!


 私たちは、三重県に住んでいます。東京ほどではないけど、感染者は拡大しています。だから、土日もどこにも行きませんでした。

 月曜の朝がもう始まっています。東京ではまた恐ろしい数字が出るでしょうけど、誰もそれを信じなくなっています。「確かにそうだろうけど、私たちはやらなきゃいけない!」

 そんな風に、日本に住む人たちは数字に向かっていくことでしょう。

 誰も何も信じないし、アスリートの頑張りもウソっぽいというのか、そんなの当たり前というのか、涙も出ない、カラカラの私たちの日々だけが続いていく。アスリートの活躍を持ち上げるのは、政府の人たちとテレビの人たちだけでしょう。みんなそれどころではないのだと思う。


 お盆もやってくるし、夏はどんどん深まっていくでしょう。でも、私たちそのものは空っぽで、もの足りなくて、何だかモヤモヤしているはずです。

 どうしたらいいんだろう。耐えるしかないのかなぁ。

 ワクチン注射もしていない私なぞは、おとなしくどこにも行かないで、時間が過ぎていくのを待つしかないのでしょうね。

 今日も暑いです。でも、実は日は傾いているし、光は弱くなっている。風もどこかから吹いている。ムシやカエル、トカゲたちは何となく感じているんでしょう。

 人間だけが、かつての栄光をここに実現しようなんていう大それたことを考えている。それは夢であって、そんなものは存在しなかったというのに。

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