昨夜は20時くらいから一度寝てみることにしました。目覚ましはかけなかった。どうせ、グッスリ眠れないのだし、すぐに目が覚めるから、目が覚めたらテレビを見ようと決めました。
そうしたら、奥さんが「グーグー言ってるけど、見ないの?」と起こしてくれました。彼女も見ることにしたようでした。
さあ、静かにテレビを見始めました。翌日は仕事もあるし、5時半起きだし、終わったらすぐに寝るつもりでした。でも、たぶん、眠れないだろうとは思っていました。
前半に前田大然という立派な名前の若いフォワードが、この大会初めて得点してくれました。彼は第一戦のドイツとの試合で鮮やかなゴールを決めてくれていたので、いつか本当に得点してくれるだろうとは思っていたけれど、やっと見せてくれた。ドイツ戦でのゴールはきれいすぎたし、少しのところでオフサイドということで得点にはならなかったので、やっとでした。
前半はこの得点だけで、1-0で折り返しました。いい感じではあるけれど、重苦しさもあったでしょう。日本がボールを支配することがあったり、クロアチアが支配したり、一進一退でした。前回のスペイン戦の時もそうでしたが、遠くから蹴り込んだボールを長身を生かしてヘディングで得点されて同点になります。ここから、スペイン戦の時には追加点があって、スペインに勝つことができましたが、日本は得点ができなかった。延長戦でもそうでした。
こちらに危機感はそれほどはないのだけれど、充実感というのか、試合に勝つというのか、勝負の流れをもぎ取る感覚というのか、そういうのが流れてこない感じがしました。
チームの目標とするベスト8までここで一つ勝てば、得点をすれば勝ち上がれるのに、日本には得点する流れみたいなのが来ない感じがした。延長戦もそうでした。かくして1-1のままPK戦となり、敗れてしまいました。
もっと突き刺さるようなシュートを期待していましたが、みんな低い弾道のシュートを練習してきたようで、それらが連鎖的に阻止されて、敗れてしまった。
若い選手は、ふたたびワールドカップをめざすこともできるでしょう。でも、三十過ぎの何人かは今回が最後のワールドカップになったのかもしれない。
でも、そんなことよりも、みんなチームとして何か見える形を作れた気がしました。今までのチームは誰か個人の技術を頼りにするところがありました。でも、今回のチームは、ものすごくたくさんの選手が入れ代わり立ち代わりしたように、みんなの力は平均化されていた。それでも、しっかりとした日本としての戦いができていたではないですか。
2026年の6月、私は何をしているだろう。MLBなんかと同じで、こちらの午前から昼にかけての時間帯になるだろうから、のん気にテレビを見られそうです。見たかったら、仕事なんかしないで、試合が終わったら昼ごはんを食べるみたいな、のん気な楽しみ方ができるでしょうか。
選手たちは必死だけど、応援する私なんかには、アメリカ・カナダ・メキシコの開催というのは、睡眠を考えるととても楽でした。本当に今日は、睡眠不足でダメでした。