昨日、電話に出た大学2年の孫に何気なく「秋分の日」の事を聞いたら「夏と秋の分かれ目だろう」
「季節の分かれ目だけで祭日となるか!!」
「春のお彼岸を春分の日、秋のお彼岸を秋分の日ご先祖様に感謝してお墓参りに行く日なのよ」
学校では、「明日は祭日でお休みです」としか言わないのだろうか?それとも孫が聞き流していたのだろうか?
良い機会だから説明をしました。
春分の日・秋分の日
仏教では人が生きるこの世を「此岸(しがん)」というのに対し、悟りや仏の世界を「彼岸(ひがん)」といいます。
元々のお彼岸の意味はこういった仏教用語でしたが、時代の流れにより徐々に先祖供養の意味へと変わっていきました。
また、秋分(春分)の3日前の日を「彼岸の入り」といい、3日後を「彼岸の明け」と言い、その7日間を彼岸と言います。
秋分・春分の日はその中間に位置するので「彼岸の中日」と呼ばれています。
お彼岸はあの世とこの世が最も通じやすくなると考えられています。
仏教では、あの世は西に、この世は東にあるとされています。そのため、太陽が真東から昇って、真西に沈む秋分の日は、
あの世とこの世が最も通じやすいと考えられ、お墓参りを行うようになったのです。
春分の日も同じ理由です。仏様にお供えするぼた餅(春に咲くぼたん)おはぎ(秋に咲く萩)同じものをこのように呼ぶのです。
常識だから、この際覚えておきなさいと言っておきました。
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