仕事の帰り道、
「話があるから」と聞こえてきたので
「え?」と立ち止まって聞いていると
「話があるから」とまた聞こえてきた。
話ね・・・
何のお話なのでしょうか?と尋ねると、
お寺で30年修行されている60代後半の男性の顔が浮かんで出てきた。
確か、体調が良くないし、奥様も。
それと奥様のお母の介護があるというお話を人づてに聞いていたので。
それでしばらくお寺に来ていないはずなのに・・と思っていて。
でもその方の声ではなくて、まったく違う声で
「話があるから」って・・・“から”ってなあに??
呼ばれてるわ、私。
少し疲れていたので、とりあえず駅のベンチに座り、
お菓子を一つ 摘まんで休んでいると、
少しエネルギーが出てきたので、
じゃぁ行こうかしら、という決意が出てきました。
そこからまた電車に乗り、移動して・・
お寺に到着。
ふぅ・・やっぱり少し疲れているわ、私。
お寺の参拝の方の休憩室で白湯(お茶などカフェインは飲めない日々が続いております)を飲んで静かにしていると、
後ろでお寺の事務員さんが
「あら、久しぶりですね」と言ってる。
振り返ると、
あの聞こえてきたときに出てきた男性・・
聞こえてきたことはドンピシャだわ、とニンマリ
そしてしばらく事務員さんとその男性が立ち話をしていました。
私はのんびり白湯を飲んでいると、
後ろから
「お元気でしたか?」と優しく声をかけられまして、
今日はたまたま体調が良いので来たということでした。
その後に世間話。
ふっと話の内容が変わり、
「修行はどこまでされているの?」と聞かれ、自宅での内容をお話すると、
「曼荼羅のことはできるのかな?」と聞かれ、
「え!とんでもないです、曼荼羅は家にはありませんし、とてつもなく異次元の世界ですから」と話すと、
私の顔をじ~~っと見てから、
「ちょっと調べて、(上に)確認してからになるかれど、曼荼羅の〇番目(曼荼羅の順番や意味は深いのです)まではできると思うから教えてあげられると思うよ」と。
え!とんでもない、と思っていると。
「〇番目までなら。その後は強烈に体力がいるので若い時にしかできないけれど、
(※ ここで一旦休憩、下書きを保存。また突然消えたら大変なので)
名前と生年月日を書いた紙を僕にください。それから確認して、許可が出たらになるけれどね」と。
心のなかで私は叫ぶ。
ええ~~~
僧侶の学校に行っていないのに
いいんですかぁ~~
許可がでなかったら仕方がないけれど、
曼荼羅の〇番目までの瞑想、座禅ができるとものすごく進歩できる。
曼荼羅には順番がある。
その順番を日々研鑚して、じっくり進んで、先輩の許可を頂きながら真ん中の大日如来に繋がる。
(ちなみにだいぶん前に高野山のご僧侶に突然誘われ、高野山で大日如来の勧請を受けたことがある、ということはまだこの男性にはお伝えしていません)
そしてメモを渡して
「実は今日・・」と“聞こえていたお話”をしようとして、途中で止めました。
あ、このお方には私の“あの能力”はお伝えしていなかったわ、と気が付いたので。
タイミングではない、とまだ思っています。
そして
「よろしくお願いいたします」と頭を下げ、
「今度会えたときにお話をするね」と言われ、その場を離れました。
うわぁ~
超嬉しい~
まぁ・・上の方がダメと言ったらすっぱりあきらめるけれど。
“聞こえた”からお寺に来てよかったわ、と思いました
帰り道の足取りの軽いこと。
むっちゃ心が飛び跳ねていました。
声をかけて頂いただけでもありがたいこと。
無理ならそれでもいいのです。
ちょっと扉を触っただけですが、
開く権利をお持ちなのは上の方達。
これからの日々にちょっとドキドキが増えていい感じになりました
2023年も頑張れるわ、私。