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フィクションですが、妙に現実に存在していたかの様に感じるお話
大女優、和楽京子 80代で懐の広く魅力的な彼女のもとに荷物整理にやとわれた一心。
一心はどことなく横道世之介っぽい雰囲気の子。
彼は桃ちゃんという好きな女の子がいるのだけれど、彼女には彼氏がいて・・・
帯や宣伝に80代の美しい女性に恋をした、というのがありますが、生々しい様な恋愛ではなく、いい関係性というか・・
ちょっとこの宣伝文句・・・うーん。。。。
★以下ネタバレ★
お互い長年心にずっと傷になっていた事があって、その気持ちを分かち合える(妹喪失、親友喪失)存在であること、同郷出身者、等々の繋がりがあって、っていう設定も納得が行くものでした。
また桃ちゃんと一心の恋愛模様もリアリティがありました。
せっかく彼と別れて、一心と良い感じになり晴れて恋人同士になれたと思っていたのに、桃ちゃんは彼が忘れられなくて、彼の部屋に行って泣きながらすがりつく様な発言をしているのを一心が目撃してしまいます
ここは辛かったー!
タイトルのミス・サンシャインは、ハリウッドやアメリカで原爆被害者を意味するような言葉だったみたいでした・・・。
ラストの方は軽井沢の旅行で一心が手を握り気持ちを言うシーンがあり、それ以後ちょっと関係性が変わってしまいました。長い手紙を出した彼に京子からお返事が。そこには読まれなかった授賞式の手紙が入っていました。そこには原爆の後遺症で若くして亡くなった美しい親友への思いが書かれていました。
その後、何年か経ち、一心はある女性と幸せに結婚し暮らしています。ある日、京子の訃報をTVで知ります。彼女との数か月は彼にとって特別な懐かしく良い思い出になっているのでした。以上
長崎、原爆について以前から書きたいと思っていたとインタビュー記事で吉田さんの思いを拝見しました。
読みやすく、物語に引き込まれて一気読みさせてもらいました。3つ★半~4つ★
ミス・サンシャイン 2022/1/7 吉田修一
吉田修一「パレード」
「初恋温泉」「日曜日たち」他「最後の息子」「春、バーニーズで」
「永遠と横道世之介」「続、横道世之介」「怒り」「路ルウ」「平成猿蟹合戦図」「さよなら渓谷」「パーク・ライフ」「横道世之介」「悪人」
大女優、和楽京子 80代で懐の広く魅力的な彼女のもとに荷物整理にやとわれた一心。
一心はどことなく横道世之介っぽい雰囲気の子。
彼は桃ちゃんという好きな女の子がいるのだけれど、彼女には彼氏がいて・・・
帯や宣伝に80代の美しい女性に恋をした、というのがありますが、生々しい様な恋愛ではなく、いい関係性というか・・
ちょっとこの宣伝文句・・・うーん。。。。
★以下ネタバレ★
お互い長年心にずっと傷になっていた事があって、その気持ちを分かち合える(妹喪失、親友喪失)存在であること、同郷出身者、等々の繋がりがあって、っていう設定も納得が行くものでした。
また桃ちゃんと一心の恋愛模様もリアリティがありました。
せっかく彼と別れて、一心と良い感じになり晴れて恋人同士になれたと思っていたのに、桃ちゃんは彼が忘れられなくて、彼の部屋に行って泣きながらすがりつく様な発言をしているのを一心が目撃してしまいます
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タイトルのミス・サンシャインは、ハリウッドやアメリカで原爆被害者を意味するような言葉だったみたいでした・・・。
ラストの方は軽井沢の旅行で一心が手を握り気持ちを言うシーンがあり、それ以後ちょっと関係性が変わってしまいました。長い手紙を出した彼に京子からお返事が。そこには読まれなかった授賞式の手紙が入っていました。そこには原爆の後遺症で若くして亡くなった美しい親友への思いが書かれていました。
その後、何年か経ち、一心はある女性と幸せに結婚し暮らしています。ある日、京子の訃報をTVで知ります。彼女との数か月は彼にとって特別な懐かしく良い思い出になっているのでした。以上
長崎、原爆について以前から書きたいと思っていたとインタビュー記事で吉田さんの思いを拝見しました。
読みやすく、物語に引き込まれて一気読みさせてもらいました。3つ★半~4つ★
ミス・サンシャイン 2022/1/7 吉田修一
吉田修一「パレード」
「初恋温泉」「日曜日たち」他「最後の息子」「春、バーニーズで」
「永遠と横道世之介」「続、横道世之介」「怒り」「路ルウ」「平成猿蟹合戦図」「さよなら渓谷」「パーク・ライフ」「横道世之介」「悪人」
京子さんの訃報を知った後の一心に妙に納得しました。それに、よい仕事に就いてますよね。
こにさんちで、この本を知って図書館で調べたら、待ち順番無し。
え、割と最近出た本なのに(数年前だけど・・)どうした?! と、嬉しい様な、ちょっと驚いて借りて来られました。
昨日少し調べてみたら、やっぱり京マチ子さんを参考にされているのかな?
見てないのですが、彼女の過去出演リストを見たら、ちょっと似た様な作品が・・・。
一心、いい仕事に就けて幸せで良かったです。
ストーリーはうろ覚えとなっています。フィクションなのに、妙に現実に存在していたかの様に感じるものが混在していて、取り上げてある映画作品が実在したのかどうかが気になり、注意が散漫させられたのを思い出しました。引っ掛かりを憶えるとダメな私です。
コメントありがとうございます。
解ります。私もフィクションなのに妙に現実とミックスしているような内容は、小説や映画どれでも、なんだか引っかかりがあるんですよね。
それがフィクションなのに本当だったと思われる危険性があるし・・・。
それと桜木さんのヒロインは未読なのですが、まさに時期的にドンピシャでしたね。
亡くなる前に過去の事を当人が日記でも手記でも残しておいてなかったのかな・・・事情聴取ったって、もう亡くなる直前だから、まともにできなかったでしょうし・・・。
吉田修一さんはわりと好きな作家さんで、これまで「悪人」「怒り」「国宝」などいくつか読んでいますが、どれもおもしろかったです。(吉田修一さんに外れなし!と思っています。)
「ミス・サンシャイン」は知らなかったですが、最新作のようですね。
お話をお聞きして、おもしろそう!と読んでみたくなりました。
年齢を重ねてなお魅力的な女性、憧れます。
ほのかな恋心、というのがよいですね。
寒いですねー!
吉田修一さんの本、これを読むならば「横道世之介」の方をおすすめしたいなー。
セレンディピティさんちで検索してきたら、記事はなかったけれど、読書済だったかもしれませんが・・・
「国宝」は未読なのですが「悪人」「怒り」は私も引き込まれて読んだ本です。でも、ブラックというか重い系ですよね。
「横道世之介」はそれらとは違って、あったかい系。ちょっとコミカルで、でも昔を懐かしく思う処とかもある良いお話ですよ
続編が2冊出てるので注意です! 初回のを読まないで、続編から読まれない様に・・。
寒いですね。明日の夜は雪が降るとか降らないとか。
横道世之介、読んでいないんですよー!
吉田修一さんの本はミステリーばかりで、あったか系はそういえば読んでいませんでした。今度読んでみますね!(続編に気をつけます)
「国宝」は、前半はかなり引き込まれたのですが、後半はあまりにも目まぐるしくいろいろなことが起こりすぎて。
新聞の連載小説だったそうですから、新聞社からの要望とかあったのかもしれません。
でもおもしろかったですよ。
横道世之介は、ほぼ私達世代が読むと懐かしく思い出される部分があちこちにありますよ。
国宝の情報ありがとうございます。
新聞掲載の小説だったのですか。
作る側も結構大変なんでしょうね